堂安律を凌ぐ久保建英の成長曲線――長谷川監督も驚愕した“1年の成長”の価値

カテゴリ:日本代表

加部 究

2019年03月14日

「すぐに欧州から声がかかるかもしれない」長谷川監督の弁は半ば覚悟の表われか?

前回のU-20ワールドカップにも出場した久保は、今回も同大会の日本代表に選抜される見込み。この大会で活躍すれば……。写真:滝川敏之

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 先日スペインで指導経験を持つコーチから、日本とは12歳までに身につける個人戦術の質に差があるという話を聞いた。スペインでは、少年期に技術と戦術という確かなベースを固め、そこに肉付けしていく。そう考えれば、バルセロナで大切な時期を過ごした久保のハイペースな成長も理解できる。
 
長谷川監督は語った。
「すでに堂安(律)がオランダへ渡る前くらいのレベルには到達している」
 
 実際に堂安が17歳9か月4日でJ3初ゴールを決めたことを思えば、ちょうど同じ時期の久保がJ1でエース級のプレーをしている価値が分かる。
 
 早熟は久保にメリットとデメリットを与えた。FC東京でトップとU-23を往復し、一方では2種類の日本代表でプレーをした。FC東京の立石敬之前GMも「さすがにU-20代表に送り出すのは躊躇した」と語るほど多忙を極め、多彩な経験を積む反面、繰り返し遠征で留守になるので、所属チームでのアピールを考えればハンディになったはずだ。
 
 しかしここで完全に状況は変わった。
「Uー20ワールドカップで活躍すれば、すぐに欧州から声がかかるかもしれない」
 長谷川監督の弁は、半ば覚悟の表われとも受け取れる。
 
 それでも喧噪馴れした17歳に浮かれる様子はない。
「まだこの先どうなるかわかりませんが……」
 
 向上心を表わす前には、そんな謙虚な言葉が自然と口をつく。当然今後ライバルチームは久保対策を施すだろうが、逆に成長スピードも加速する予感がある。
 
文●加部 究(スポーツライター)
 
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