• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】怪我人続出の日本代表は大丈夫?コパ・アメリカの前哨戦で期待するのは新戦力の台頭だ

【セルジオ越後】怪我人続出の日本代表は大丈夫?コパ・アメリカの前哨戦で期待するのは新戦力の台頭だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年03月11日

アンダー世代の若手の台頭にも期待したいところだけど…

A代表と東京五輪に向けたU-22代表を掛け持ちする森保監督だが、スケジュールの関係上、なかなか両立ができていないように映る。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 大迫の代役が見つからない現状からも分かるように、今の日本代表は、選手層の薄さが顕著だ。世界の強豪国は、故障者が出ても代わりはいくらでもいて、そういう選手がしっかりとチャンスをモノにして定着していく。

 しかし、日本では前体制の選手を忘れさせるような選手がなかなか出てこない。その原因は、「継続性」がないからだと思う。例えば、森保体制発足当初は3試合連続得点するなどゴールを量産していた南野も、アジアカップではわずか1ゴールにとどまった。
 
 絶対的な地位を固められないから、いつまでもベテランの待望論が消えないんだ。だからこそ、3月シリーズで新たなメンバーが選ばれるなら、良い意味で予想を裏切る活躍を見せてほしい。

 底上げと言う点では、U-22代表などアンダー世代の若手の台頭にも期待したいところだ。でも、なかなか思いどおりに進まなさそうだね。今回の3月シリーズとU-23アジア選手権予選が重なっていて、両代表を掛け持ちしている森保監督は、またしてもU-22代表の活動に帯同できない。

 就任時には「A代表と世代別代表の連係を取っていきたい」と言っていたけれど、現状では上手くいっているとは思えないよ。A代表に引っ張られてU-22代表の活動に参加できない状態が続くなら、協会は兼任監督の活動や立場を、もう一度検討したほうが良いのでないかな。

 アジアカップで初優勝したカタールを見ても、若手の強化が代表チームの成長につながるのは明らかだよ。政府とサッカー協会が手を組み、スペイン人監督を招聘して育成組織の充実を図ったことで、着実に力をつけてきている。
 
 FIFAランキングで飛躍的にアップした(2019年2月発表時点で、93位から55位に)のは偶然ではない。日本はただ負けて悔しがるだけではなくて、こうしたライバル国の強化策をヒントにしなくていけないよ。

 そのカタールもコパ・アメリカに出場するけど、どちらが南米の強豪を驚かせられるか。ライバル国に実力を見せつけるためにも、3月シリーズで良い準備を進めたいね。
【関連記事】
日本対ウルグアイ戦を彩った「美女サポーター」をご紹介!
【鹿島】大岩監督、内田篤人が俊英DFの日本代表入りを後押し!「替えの利かない選手」「対外国人選手の経験を積めば…」
神戸VIPトリオに仙台守備陣も驚愕! 技術の高さだけではない、その凄みとは何か?
「神でしかない」「心から愛してる」香川真司の“雄叫びショット”に大反響! 現地サポから称賛&懇願が!!
「いま彼がなすべきことは…」出番がない武藤嘉紀についてベニテス監督が注目発言!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ