三ツ沢で試合観戦をした日の朝、東京ヴェルディの練習を非公開の冒頭30分間だけ見られるということで、練習場所の多摩市陸上競技場まで足を運んだ。そこでも、懐かしいスタッフたちと練習前に話ができた。
 
　コーチの藤吉、菅原。裏方のアドミーとキット。そして昔からお世話になっているGMの竹本さん。今季から就任したホワイト監督も声を掛けてくれて、少し話ができた。
 
　実は９日の味スタホーム開幕のツエーゲン金沢戦で、ダ・ゾーンでの解説をすることになっている。もちろん自分らしい解説をしたいと思うが、心境としてはやはり古巣の東京ヴェルディへの思い入れが強くなってしまうだろう。
 
　今、このコラムは実は金沢に向かっている新幹線の中で書いている。
 
　偶然、友人の中学生のチームを指導しに行く予定になっていたため、ツエーゲン金沢の練習も見せてもらうことになった。
 
　監督の柳下さんも郷土・静岡の大先輩。強化の和田さんは中学生の頃から一緒にサッカーをやっていた。
 
　僕が富山で指揮を執っていた頃は、ツエーゲン金沢とよく練習試合をやってもらい、鹿児島時代には２年連続で宮崎キャンプにお邪魔して、練習試合をやってもらった。
 
　柳下監督のもと、安定した力がついてきている金沢にも感謝の気持ちがあるだけに、しっかりした解説ができればと思う。
 
　こんな感じでブラジルから戻っても僕の生活には、サッカーがつきまとう。いや僕のほうからサッカーに付きまとっている、関わっているのであろう。
 
　ヨーロッパでは、チャンピオンズ・リーグのベスト８が決まる試合が行なわれている。ハイライトチェックだけになってしまったが、またゆっくり見たい。
 
　やはりチャンピオンズ・リーグは興奮する。レベルも高い。リベルタドーレス杯との比較もできるし、この後も楽しみだ。
 
　またブラジルに戻る予定にしているが、日本での生活も楽しみたい。たくさんの人たちと会って、つながっていければと思う。
 
2019年３月７日
三浦泰年