控え降格を受け止める笑顔の裏 「元守護神」チェフの物語【チェルシー番記者】

カテゴリ:メガクラブ

ダン・レビーン

2014年09月18日

トップレベルでプレーできる時間はあとわずか。

開幕戦後の笑顔に、陰りを見たと言うレビーン記者。 (C) Getty Images

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 バーンリーとの開幕戦をベンチで過ごし、姿を現わしたチェフの様子は普段と変わりなかった。「やあ、みんな元気かい?」と、取材陣に話しかけるその笑顔には、しかし、どこか陰りがあった気がした。
 
 チェフは40歳まで現役を続けるようなタイプではないはずだ。怪我の多いキャリアだったし、頭蓋骨骨折という大怪我も経験している。2006年の試合中のアクシデントだった。肩には慢性的なリウマチ性関節炎を抱え、そもそもトップレベルでプレーできる時間が限られているはずだ。
 
 いわば残された時間が長くないチェフは、このまま控えに甘んじるつもりはない。ジョゼ・モウリーニョ監督は来年1月にも、さっそく「募集広告」を出さなければならないだろう。
 
【記者】
Dan LEVENE|GetWestLondon.com
ダン・レビーン/GetWestLondon.com
チェルシーのお膝元、ロンドン・フルアム地区で編集・発行されていた地元紙『フルアム・クロニクル』でチェルシー番を務め、現在は同紙が休刊して全面移行したウェブ版『GetWestLondon.com』で引き続き健筆を振るう。親子三代に渡る熱狂的なチェルシーファンという筋金入りで、厳しさのなかにも愛ある筆致が好評だ。
【翻訳】
松澤浩三
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