注目の神戸は課題を残すも、それ以上に伸びしろを感じさせた
●ヴィッセル神戸|70点
今季成績:16位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・1失点
内容だけなら80点以上。だが、敗戦、無得点、1失点をそれぞれ−10点と換算し、評価70点が妥当だ。
とはいえ、その不足30点は期待値の裏返しでもある。西大伍が「開幕戦にピークを持ってくるわけではない」と話したように、シーズンが進むに連れて連係やイメージの共有は高まるはず。開幕戦では横パスを相手に奪われピンチを招くシーンも見られたが、そういうケアレスミスは徐々に減るだろう。
また開幕戦は不発だったビジャも、華麗なドリブルでDFを2、3人かわしてシュートを放つなど動きは上々。もっと“J”に慣れればゴール量産も期待できる。課題はあるが、それ以上に伸びしろを感じさせる開幕戦だった。
文●白井邦明(フリーライター)
●北海道コンサドーレ札幌|60点
今季成績:17位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・2失点
敗れてしまったものの、今後が不安になるほどの試合だったとは思っていない。同じシステム同士の対戦であり、あらゆるエリアで潰し合うガチャガチャとした展開となっていたため、相手の土俵に乗せられてしまった感がある。
土俵に乗せられたことを課題と指摘してしまうのは簡単だが、タフで個性的な戦いをする湘南を相手にした場合、どれだけ力のあるチームでも同じ状況にはなり得る。札幌の出来が悪かったとは単純には言えない。
ただし、新戦力で先発したのがアンデルソン・ロペスひとりだったのだが、そのA・ロペスがスタートポジションに固執してしまい、ポジションチェンジなどの流動性をほぼ作り出せず。武器とも言えるチーム全体の運動量も増やせなかったところは早急に改善が必要だ。
また、守備面での課題はハッキリ出た。前に出てボールを奪うことはできても、ひとたび受けに回ってしまうと押し返せず、僅かなミスから蹴り込まれる結果に。守備機会を減らせば改善できる部分かもしれないので、サイドを含め中盤の守備を強化するか、多少強引にでもDFラインを高く押し上げるなどのアイデアが必要だろう。もちろん補強もひとつのアイデアではあるが……。
文●斉藤宏則(スポーツライター)
今季成績:16位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・1失点
内容だけなら80点以上。だが、敗戦、無得点、1失点をそれぞれ−10点と換算し、評価70点が妥当だ。
とはいえ、その不足30点は期待値の裏返しでもある。西大伍が「開幕戦にピークを持ってくるわけではない」と話したように、シーズンが進むに連れて連係やイメージの共有は高まるはず。開幕戦では横パスを相手に奪われピンチを招くシーンも見られたが、そういうケアレスミスは徐々に減るだろう。
また開幕戦は不発だったビジャも、華麗なドリブルでDFを2、3人かわしてシュートを放つなど動きは上々。もっと“J”に慣れればゴール量産も期待できる。課題はあるが、それ以上に伸びしろを感じさせる開幕戦だった。
文●白井邦明(フリーライター)
●北海道コンサドーレ札幌|60点
今季成績:17位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・2失点
敗れてしまったものの、今後が不安になるほどの試合だったとは思っていない。同じシステム同士の対戦であり、あらゆるエリアで潰し合うガチャガチャとした展開となっていたため、相手の土俵に乗せられてしまった感がある。
土俵に乗せられたことを課題と指摘してしまうのは簡単だが、タフで個性的な戦いをする湘南を相手にした場合、どれだけ力のあるチームでも同じ状況にはなり得る。札幌の出来が悪かったとは単純には言えない。
ただし、新戦力で先発したのがアンデルソン・ロペスひとりだったのだが、そのA・ロペスがスタートポジションに固執してしまい、ポジションチェンジなどの流動性をほぼ作り出せず。武器とも言えるチーム全体の運動量も増やせなかったところは早急に改善が必要だ。
また、守備面での課題はハッキリ出た。前に出てボールを奪うことはできても、ひとたび受けに回ってしまうと押し返せず、僅かなミスから蹴り込まれる結果に。守備機会を減らせば改善できる部分かもしれないので、サイドを含め中盤の守備を強化するか、多少強引にでもDFラインを高く押し上げるなどのアイデアが必要だろう。もちろん補強もひとつのアイデアではあるが……。
文●斉藤宏則(スポーツライター)
●サガン鳥栖|35点
今季成績:18位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・4失点
ルイス・カレーラス監督によるパスを駆使したコンビネーションサッカーに期待していたが、名古屋を相手に0-4の完敗。今季目指す形を示せたのは、59分に高橋秀人が放ったヘディングシュートに至る流れくらいだった。他にもチャンスはあったが、それはスペースにロングボールを蹴ってできたモノで、キャンプから取り組んで来た戦術を表現したモノではなかった。
一方、昨季までの鳥栖の生命線だった前線からのプレスは弱まり、ボールの奪いどころが明確にならず、深い位置まで入られる場面が目立った。そのため、守備の人数は足りているのに失点を重ねるという結果を招いてしまった。同じ破れるにしても、パスサッカーを貫いた方が納得できた。
文●荒木英喜(フリーライター)
今季成績:18位 勝点0
0勝0分1敗 0得点・4失点
ルイス・カレーラス監督によるパスを駆使したコンビネーションサッカーに期待していたが、名古屋を相手に0-4の完敗。今季目指す形を示せたのは、59分に高橋秀人が放ったヘディングシュートに至る流れくらいだった。他にもチャンスはあったが、それはスペースにロングボールを蹴ってできたモノで、キャンプから取り組んで来た戦術を表現したモノではなかった。
一方、昨季までの鳥栖の生命線だった前線からのプレスは弱まり、ボールの奪いどころが明確にならず、深い位置まで入られる場面が目立った。そのため、守備の人数は足りているのに失点を重ねるという結果を招いてしまった。同じ破れるにしても、パスサッカーを貫いた方が納得できた。
文●荒木英喜(フリーライター)