アウェー川崎から1ポイントを持ち帰ったFC東京は悪くない
●ベガルタ仙台|60点
今季成績:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
開幕戦はタレント豊富な浦和攻撃陣を相手に、キャプテンのDF大岩一貴を中心に安定した守備を見せ、無失点で試合を終えたことは評価できる。攻撃に関しては無得点だったが、新加入FW長沢駿はチームへのフィットが早く、クロスからのヘディングシュートでゴールまであと一歩のところまで迫った。ハモン・ロペスも昨季よりコンディション良好で、今後に期待は持てそうだ。
しかし、10人いた新加入選手の中で出場したのはベテランの長沢とMF兵藤慎剛のふたりのみ。立ち位置を重視する仙台の独特なスタイルへの理解に時間がかかっている新加入選手が少なくないことを懸念材料と考え、60点と評価した。新戦力を早くチームにフィットさせることが課題だ。
文●小林健志(フリーライター)
●浦和レッズ|65点
今季成績:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
70点を基準にして、加点要素は敵地での勝ち点1と無失点、減点要素は無得点と機能しなかった攻撃になる。無失点の部分では相手の決定的チャンスは1回のみで、数字以上に安定感のある守備ブロックを形成できたと言えるだろう。
一方で攻撃に関しては、数字以上にチャンスはなかった。最も得点に近づいたのは山中亮輔の折り返しをエヴェルトンがゴール正面から狙ったものだが、それ以外に決定機はなし。練習を繰り返してきたセットプレーも、全体の攻撃が機能していないことで獲得したCKはわずかに2回だった。
昨季に出た課題が守備に力を割く相手に勝ち切れるかだったことを踏まえれば、同じ問題を残した事実は減点要素の方がやや多いと言えるのではないだろうか。
文●轡田哲朗(フリーライター)
今季成績:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
開幕戦はタレント豊富な浦和攻撃陣を相手に、キャプテンのDF大岩一貴を中心に安定した守備を見せ、無失点で試合を終えたことは評価できる。攻撃に関しては無得点だったが、新加入FW長沢駿はチームへのフィットが早く、クロスからのヘディングシュートでゴールまであと一歩のところまで迫った。ハモン・ロペスも昨季よりコンディション良好で、今後に期待は持てそうだ。
しかし、10人いた新加入選手の中で出場したのはベテランの長沢とMF兵藤慎剛のふたりのみ。立ち位置を重視する仙台の独特なスタイルへの理解に時間がかかっている新加入選手が少なくないことを懸念材料と考え、60点と評価した。新戦力を早くチームにフィットさせることが課題だ。
文●小林健志(フリーライター)
●浦和レッズ|65点
今季成績:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
70点を基準にして、加点要素は敵地での勝ち点1と無失点、減点要素は無得点と機能しなかった攻撃になる。無失点の部分では相手の決定的チャンスは1回のみで、数字以上に安定感のある守備ブロックを形成できたと言えるだろう。
一方で攻撃に関しては、数字以上にチャンスはなかった。最も得点に近づいたのは山中亮輔の折り返しをエヴェルトンがゴール正面から狙ったものだが、それ以外に決定機はなし。練習を繰り返してきたセットプレーも、全体の攻撃が機能していないことで獲得したCKはわずかに2回だった。
昨季に出た課題が守備に力を割く相手に勝ち切れるかだったことを踏まえれば、同じ問題を残した事実は減点要素の方がやや多いと言えるのではないだろうか。
文●轡田哲朗(フリーライター)
●FC東京|60点
今季成績:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
悪くないスタートが切れたはずだ。川崎に押し込まれる時間帯もあったが、GK林彰洋を中心にしっかりと身体を張って無失点に抑えられたことも次につながる好材料だ。また、後半から投入された選手たちによってギアが上がり、決定機も作り出した。そこで得点が入っていれば、上々の滑り出しとなっていた。
昨季から取り組む攻守に切れ目のないプレーの連続性や、縦に速い攻撃も随所に見られた。久保建英、田川亨介、ナ・サンホといった若手の台頭、新戦力の融合という点では大きな伸びシロも感じさせた。欲を言えば、喫緊の課題のボールを奪った後のプレーの精度、判断はさらに磨き上げたいところだ。完成形にはほど遠いが、目指す道は示せたゲームだった。
文●馬場康平(フリーライター)