父も元プロ選手。1日6時間のスパルタ指導も
面白いのは、「ファンは彼のスマイルを愛している」との視点。最近、解説者だったティエリ・アンリが「なぜ君はいつも笑顔なんだい?」とソン本人に問いかけたエピソードを盛り込みつつ、「どんな苦境にあっても彼はスマイルを忘れない。そんなポジティブな姿勢があるからこそ、チームメイトはソンを愛するのだし、ファンは精一杯の声量でチャント(応援歌)を歌うのだ」と解説している。
「記録保持者」という側面からも切り込んでいる。ソンは2015年にレバークーゼンからトッテナムに2200万ポンド(約33億円)の移籍金で入団し、この額が「アジア出身選手としては史上最高額」だとしている。ただ、これについては正確な数字ではない。ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』によると、スパーズ入団時の移籍金はボーナスなどを含めて総額3000万ユーロ(約39億円)に達していた。それまでアジア最高額は、2001年にローマからパルマに移籍した中田英寿の2840万ユーロ(約37億円)だったが、この額面をもってソンが1位に躍り出たのである。さらに「ソンはプレミアリーグでもっとも得点を奪ったアジア人プレーヤー。これまでに63得点を挙げている」とも記した。
「記録保持者」という側面からも切り込んでいる。ソンは2015年にレバークーゼンからトッテナムに2200万ポンド(約33億円)の移籍金で入団し、この額が「アジア出身選手としては史上最高額」だとしている。ただ、これについては正確な数字ではない。ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』によると、スパーズ入団時の移籍金はボーナスなどを含めて総額3000万ユーロ(約39億円)に達していた。それまでアジア最高額は、2001年にローマからパルマに移籍した中田英寿の2840万ユーロ(約37億円)だったが、この額面をもってソンが1位に躍り出たのである。さらに「ソンはプレミアリーグでもっとも得点を奪ったアジア人プレーヤー。これまでに63得点を挙げている」とも記した。
最後の“理由”としたのは、言わば「親子鷹」である。ソンの父親であるソン・ウンジュンさんは元プロ選手で、幼少期から息子に1日6時間に及ぶスパルタ指導を施した。それによって技が磨き上げられた、と綴っている。「ソンが10代でドイツにハンブルクに渡った際、父も付き添って生活面を全面的にサポート。宿泊先はユースチームの練習場の反対側にあるホテルだった」と紹介している。
現在26歳で、これからますます脂が乗ってくるだろう天才ストライカー。もはや韓国やイングランドのみならず、世界中のファンを虜にする名手へと進化を遂げつつある。
現在26歳で、これからますます脂が乗ってくるだろう天才ストライカー。もはや韓国やイングランドのみならず、世界中のファンを虜にする名手へと進化を遂げつつある。