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プレミア挑戦はなし? 今夏に動くとすればあの古巣――取材記者が打ち明ける ジダン“監督”の行方【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年02月05日

浮上したマンU行きの噂。英語は勉強しているものの…

ジダンはマドリーを離れてからは家族とともに平穏な生活を楽しんでいる。これは全仏オープンを観戦していた時の様子だ。 (C) Getty Images

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 では、ジダンはどんな青写真を描いているのか。

 今現在、彼が。今年7月の監督就任を見据えて、新天地を探しているのは間違いない。問題は、どこに行くか、だ。

 スペインのクラブはまずあり得ない。ジダンはラ・リーガを世界一のリーグと評価しているとはいえ、現役時代を含め栄光を築いたマドリーとの結びつきが強すぎるため、バルセロナやアトレティコ・マドリーを新天地として検討する可能性はゼロだろう。無論、「白い家」の扉はつねに開かれているが、さすがに1年での復帰はありえない。

 ドイツはどうか。唯一、バイエルンは彼のスケールと釣り合うが、現役時代を通して一度も生活したことのないドイツで新生活をスタートさせる考えはないだろう。

 ならばフランスか。マルセイユを候補に挙げる者もいるだろう。たしかにジダンが生まれた故郷のクラブだ。しかし、マルセイユでプレーしたことは一度もないうえ、気まぐれなファンの扱いにくさ、プレッシャーの巨大さは彼自身が誰よりも知り尽くしている。割の合わない就職先だ。

 パリ・サンジェルマンならどうか。美しいチャレンジになるだろうし、マルセイユのユニホームを一度も纏っていないという点で、マルセイユ人ながら歓迎される可能性もある。だが、在任1年目のトーマス・トゥヘル監督が順調にチーム作りを進めている今のパリSGは、新たな指揮官を必要としていない。

 では、イングランドだろうか。現役時代にも何度かプレミアリーグでプレーするチャンスがありながら、ジダンは決して足を踏み入れなかった。実を言えば、彼はイングランド・フットボールがあまり好きではないのだ。
 
 昨シーズンのCLでトッテナムと対戦する前に、ジダン自身が行間に含みをもたせながらそれを認めていた。

「私が好きなのは、ボールを扱うフットボールだ。もちろん、イングランドもボールを扱うが、違う種類のフットボールだね。あの国でなにより求められるのはフィジカルだ。勝敗はフィジカルに左右される」

 我々は昨秋、「マンチェスター・ユナイテッドとジダンが接触した」という噂の真相を追ったが、結論から言えば、何もなかった。

 ジダンは悩める名門の再建に興味など持っておらず、またサー・アレックス・ファーガソンに肩を並べたいとも思ってない。英語を勉強しているのは事実ながら、それがプレミア行きを裏付ける論拠とするのはあまりに強引で短絡的だ。

 残るは、イタリア――そう、彼はイタリアが大好きだ。
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