大迫は「下から這い上がってもらいたい」と叱咤激励
代表で存在価値を証明するため、いわば生みの苦しみを味わうストライカーは、「このポジションはゴールを決められるかどうかの差になってくると思います。だから自分としては、まだまだだと感じています。でもポジティブに捉えれば、それだけまだ上に行くチャンスもあるので、ネガティブにならずにやりたいです」と前を向く。
一方で、やや残念なのは「俺がゴールを取ってやるんだ」という、点取り屋として本能のような想いが、その姿からはなかなか感じられないことだ。
エースの大迫勇也は今大会中に、若手に対してという括りでこんな叱咤激励のメッセージを送っていた。
一方で、やや残念なのは「俺がゴールを取ってやるんだ」という、点取り屋として本能のような想いが、その姿からはなかなか感じられないことだ。
エースの大迫勇也は今大会中に、若手に対してという括りでこんな叱咤激励のメッセージを送っていた。
「若手にはもっと自分を出してもらいたいと思います。今大会はなかなかないチャンスなんですよ。言ったら日本のなかでは11人しか先発できないわけで、もっと秘めているものを出してほしいし、やってやるぞというところをもっと感じたいというか、それに対して僕らも負けていられないという想いで相乗効果になれば良いなと思います。まだまだ足りないですし、僕らが引っ張るのではなく下から這い上がってもらいたい。
もちろん気持ちは分かりますよ。日本人特有の恥ずかしさだったり、そういうものはあると思うので。でも本当にこういうチャンスはないんですよ。ましてや国際大会で試合に出るなんて日本人のなかでも限られた選手しか手にできない。もっと先輩に怒ったって良いし、文句を言っても良いんです」
またとない貴重な経験を自らの糧にできるか。ストライカーとして覚醒するためにも、今大会一番の山場となるイラン戦で、その殻を破ってもらいたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
もちろん気持ちは分かりますよ。日本人特有の恥ずかしさだったり、そういうものはあると思うので。でも本当にこういうチャンスはないんですよ。ましてや国際大会で試合に出るなんて日本人のなかでも限られた選手しか手にできない。もっと先輩に怒ったって良いし、文句を言っても良いんです」
またとない貴重な経験を自らの糧にできるか。ストライカーとして覚醒するためにも、今大会一番の山場となるイラン戦で、その殻を破ってもらいたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)