日本を脅かす可能性を示したカタールとウズベキスタン
だが近未来で本当に日本を脅かす可能性を示したのは、韓国、イランなど常連国を除けば、カタールとウズベキスタンである。
特に次回ワールドカップ開催国カタールの攻撃陣の身体能力はアジアのレベルを超越している。逆に弱体化が顕著な北朝鮮は、個の競り合いの局面などでは完全に翻弄された。得点王争いを独走するアルモエズ・アリは、すでにフィニッシュの上手さ、強度、アジリティなどを含めた決定力では、ソン・フンミンを凌駕しているかもしれない。カタールは日本とは対照的に選手の輸入国なので、全員が国内でプレーし、それをスペイン人のフェリックス・サンチェス・バスが指揮している。日韓ワールドカップ当時の日本に似て、強化試合や合宿が自在に組み込めるので、短期的な代表強化には適している。中東開催も利点で、同グループのサウジアラビアとの力の差も明白。軽率な行為等で主力が出場停止などのアクシデントがなければ、頂点まで駆け上がる爆発力も秘めている。
特に次回ワールドカップ開催国カタールの攻撃陣の身体能力はアジアのレベルを超越している。逆に弱体化が顕著な北朝鮮は、個の競り合いの局面などでは完全に翻弄された。得点王争いを独走するアルモエズ・アリは、すでにフィニッシュの上手さ、強度、アジリティなどを含めた決定力では、ソン・フンミンを凌駕しているかもしれない。カタールは日本とは対照的に選手の輸入国なので、全員が国内でプレーし、それをスペイン人のフェリックス・サンチェス・バスが指揮している。日韓ワールドカップ当時の日本に似て、強化試合や合宿が自在に組み込めるので、短期的な代表強化には適している。中東開催も利点で、同グループのサウジアラビアとの力の差も明白。軽率な行為等で主力が出場停止などのアクシデントがなければ、頂点まで駆け上がる爆発力も秘めている。
また若い世代の底上げが著しいウズベキスタンも大きな伸びしろのあるチームだ。日本戦は後半意識的に左サイドを崩されてから劣勢に回ったが、逆に攻撃に出る局面では主導権を握った。槙野智章を楽々と振り切ったショムロドフはすでにロシア(ロストフ)で活躍中のアタッカーだが、まだシディコフ、ハムダモフ、アリバエフら優れた素材が目白押しで、今後はJリーグの重要な取引先として注目を集めていきそうだ。
文●加部 究(スポーツライター)
【日本代表PHOTO】日本2-1ウズベキスタン|森保ジャパン、先制点を許すも武藤、塩谷の得点で逆転勝利!
文●加部 究(スポーツライター)
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