カタールとの最後の対戦は、日本が優勝した2011年アジアカップの準々決勝までさかのぼる。この時は地元開催のカタールを伊野波雅彦の決勝点により３対２で下している。A代表では、その後８年間対戦がないが、カタールは近年、自国開催のワールドカップをにらんで強化の真っ只中にある。スペイン人のサンチェス監督がチームを率い、アシスタントコーチは元バルサのシャビが務める。今大会はレバノンに２-０、北朝鮮に６-０で勝利し、順調な歩みを見せている。
 
　そしてサウジアラビアとは、ロシア・ワールドカップ予選での２試合が記憶に新しい。ホームでは清武、原口のゴールで２対１と勝利を飾った日本だが、サウジアラビアの本大会出場が懸かったアウェーゲームでは、６万人のサウジ・サポーターの前で良いところなく０-１で敗れている。今大会のサウジアラビアはここまで、北朝鮮に４-０、レバノンに２-０と勝利。カタールと同様に難敵を難なく退けている。前回対戦でも存在感を見せたアル・ファラジ、O・ハウサウィらは健在。激戦必至の相手だろう。カタールとサウジアラビアは、グループEの首位通過を懸けて、グループF最終戦終了後の１月17日20時（日本時間18日１時）のキックオフで激突する。
 
　ちなみに、日本のグループリーグ最終戦の相手、ウズベキスタンとの通算成績は、日本が６勝３分１敗と大きく勝ち越している。ただし、相手は今年１月のU-23アジア選手権を制した勢いのある若手たちを融合（日本は準々決勝でウズベキスタンに０-４で敗れて敗退）。今大会でも、日本が苦戦を強いられたトルクメニスタンも４-０と一蹴するなど強さを見せつけている。