迎えたこの星稜戦。「今日は前の試合よりも痛くて、動きづらかった。できるだけ、痛みがなくなるように努力をしたのですが、膝の調子は良くなかった」と１回戦から足の状態が悪化し、本来の姿は見せられなかった。
結果は０－１で敗戦。悔しくないと言えば、嘘になる。「球際で身体を張ることも自分の長所なので、もっと身体を張っていけば、失点はなかったのかなと思いは募ります」と本音もこぼしたが、高校サッカーに悔いはない。「次のステージに行くために、大学サッカーに向けて気持ちを切り替えていきたい」とは高嶋の言葉。痛めた右膝にメスを入れるか否かは現時点で未定だが、幸いにも復帰までに多くの時間は掛からない見込みだ。
高嶋は春から法政大で新たな生活をスタートさせる。４年後に中学時代を過ごした鹿島に戻るべく、歩みを止めるつもりはない。
取材・文●松尾祐希（サッカーダイジェストWEB編集部）
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