大迫は「お前なら大丈夫。チャレンジしてこい」とエール
タイトル獲得を誓ったACLも、有言実行で優勝。自らに課した責務を全うし、鹿島側も移籍を容認した。この時期に入ると、ドイツ1部のブレーメンも冬の補強に昌子の名をリストアップ。周辺調査を進めていた。
だが、同クラブは軍資金の問題などから断念。“見本市”となる12月のクラブワールドカップが終了した時点で大きな動きはなく、交渉はトゥールーズに一本化されることとなった。
UAEから帰国して間もない26日、関係者が「29日には動きがある」と明かした。そして代理人が最終調整を行ない、クラブ間も合意。2年半の契約で、相手側は、過去の500万ユーロ(約6億3000万円)、400万ユーロ(約5億400万円)に次ぐトゥールーズ史上3番目の移籍金となる推定約300万ユーロ(約3億8000万円)を提示したと見られている。
移籍表明の2日前。小笠原が自身の現役引退を発表した。この夜、小笠原、内田らに加え、中田浩二、本山雅志、大迫勇也ら鹿島OBとともに食事会を実施。小笠原を労うとともに、昌子の移籍も祝福され、大迫からは「お前なら大丈夫。チャレンジしてこい」とエールを送られた。
迎えた29日の移籍発表。「ジーコさんからは『鹿島の魂を持っていけ』と言われた。一生懸命、この鹿島で習ったことをすべてぶつけたい」と話した昌子。力強さを見せつつも、やはり8年在籍した“鹿島ファミリー”だ。クラブハウスを去る際には「寂しいね」とポツリ。そして顔を上げると、「フランスで待っている。遊びに来てよ」とクラブ関係者、番記者に別れを告げた。
年明けに渡欧し、フィジカルチェックを受けた後に、正式に契約。そして、早ければ1月13日の20節、本拠地でのストラスブール戦が新天地でのデビュー戦となる。
取材・文●一色伸裕(産経新聞サンケイスポーツ)
だが、同クラブは軍資金の問題などから断念。“見本市”となる12月のクラブワールドカップが終了した時点で大きな動きはなく、交渉はトゥールーズに一本化されることとなった。
UAEから帰国して間もない26日、関係者が「29日には動きがある」と明かした。そして代理人が最終調整を行ない、クラブ間も合意。2年半の契約で、相手側は、過去の500万ユーロ(約6億3000万円)、400万ユーロ(約5億400万円)に次ぐトゥールーズ史上3番目の移籍金となる推定約300万ユーロ(約3億8000万円)を提示したと見られている。
移籍表明の2日前。小笠原が自身の現役引退を発表した。この夜、小笠原、内田らに加え、中田浩二、本山雅志、大迫勇也ら鹿島OBとともに食事会を実施。小笠原を労うとともに、昌子の移籍も祝福され、大迫からは「お前なら大丈夫。チャレンジしてこい」とエールを送られた。
迎えた29日の移籍発表。「ジーコさんからは『鹿島の魂を持っていけ』と言われた。一生懸命、この鹿島で習ったことをすべてぶつけたい」と話した昌子。力強さを見せつつも、やはり8年在籍した“鹿島ファミリー”だ。クラブハウスを去る際には「寂しいね」とポツリ。そして顔を上げると、「フランスで待っている。遊びに来てよ」とクラブ関係者、番記者に別れを告げた。
年明けに渡欧し、フィジカルチェックを受けた後に、正式に契約。そして、早ければ1月13日の20節、本拠地でのストラスブール戦が新天地でのデビュー戦となる。
取材・文●一色伸裕(産経新聞サンケイスポーツ)