開幕戦から何が見えた? バイエルンのスタートを番記者が診断

カテゴリ:メガクラブ

パトリック・シュトラッサー

2014年08月25日

レバンドフスキにはまだまだ時間が必要だ。

新機軸に取り組むチーム全体の完成度がいまひとつという酌量の余地があるとはいえ、2ゴールは決めていなければならなかったと、シュトラッサー記者はレバンドフスキを厳しく評価。 (C) Getty Images

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考察[4]
【ヴェルトマイスター(世界王者)たちに不安はなし】
 ワールドカップ優勝メンバーのコンディションが心配されたが、杞憂だったようだ。ベスト4まで勝ち上がったロッベンとダンチを含めて調整は順調で、コンディションはいずれも60パーセントといったところ。開幕までの準備期間が2週間ほどでこの状態は上々だろう。
 
考察[5]
【レバンドフスキにとってバイエルンはまだ別世界】
 ドルトムントから加入したロベルト・レバンドフスキは、4-1で勝利したDFBカップ1回戦でロスタイムのPKを外し、ヴォルフスブルク戦では少なく見積もっても2つの決定機を逃してノーゴールに終わった。
 
 チーム2点目を奪ったロッベンへのアシストは良かったが、バイエルンに完全にフィットするまでにはまだまだ時間が必要だ。ドルトムント時代とは比べものにならない大きなプレッシャーにも、慣れなければならない。
 
【記者】
Patrick STRASSER|Abendzeitung
パトリック・シュトラッサー/アーベントツァイトゥング
1975年ミュンヘン生まれ。10歳の時からバイエルンのホームゲームに通っていた筋金入りで、1998年にアーベントツァイトゥングの記者になり、2003年からバイエルンの番記者を務める。2010年に上梓した『ヘーネス、ここにあり!』、2012年の『まるで違う人間のように』(シャルケの元マネジャー、ルディ・アッサウアーの自伝)がともにベストセラーに。
【翻訳】
円賀貴子
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