来季も3バックを基本にすることが濃厚だ
いずれにせよ、現在ブラジルやヨーロッパでプレーしている選手を獲得するとなれば、欧州の移籍市場が開く1月に入ってからになる。年内に退団選手が固まったことで、年明けに発表されるのは加入選手ということになるだろう。そうした交渉の流れになるため、キャンプがスタートした後に決まる補強もありそうだ。
4月に就任した中村修三ゼネラルマネージャーも「選手を満足させてはいけない。競争をさせなければいけない」という考えの持ち主であり、指揮官は折に触れて柏木陽介の他にゲームメーカーがいないことを指摘しているため、優先度はそちらのタイプだと見られる。特に、杉本の加入で武藤雄樹の出場時間が減ることになれば、セットプレーのキッカーにも不安が残る。理想はセットプレーも任せられるタイプということになるはずだ。
4月に就任した中村修三ゼネラルマネージャーも「選手を満足させてはいけない。競争をさせなければいけない」という考えの持ち主であり、指揮官は折に触れて柏木陽介の他にゲームメーカーがいないことを指摘しているため、優先度はそちらのタイプだと見られる。特に、杉本の加入で武藤雄樹の出場時間が減ることになれば、セットプレーのキッカーにも不安が残る。理想はセットプレーも任せられるタイプということになるはずだ。
これまでにサイドバックの補強が全く聞こえてこないこと、外国人の補強リクエストが中盤の中央ということからも、来季も3バックを基本にすることが極めて濃厚だ。ベテランの経験値を重要視して実力を厳しく評価する一方で、チャンスがあれば若手に経験を与えるタイプのオリヴェイラ監督だけに、明治大から加入の岩武克弥や2年目の荻原、ベテランの森脇が左右のウイングバックの2番手、3番手になる可能性が高い。
例年に比べれば、今オフの浦和はピンポイントで質の高い選手を狙いに行っている感が強まっている。厳格さがあり質実剛健なチームを作り上げている指揮官だけに、キャンプでのハードトレーニングによるチームの底上げが春先の成績に直結しそうだ。