「思い出すだけで鳥肌が立つよ」ガンバ大阪の絶対エースが2018年の“韓国MVP”に輝く!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月19日

どこまでも謙虚なスタンスを崩さない、実直な点取り屋

左サイドから大胆なカットインを仕掛け、ファーサイドのネットに豪快に突き刺す。まさに“ウィジョ・ゾーン”と言える十八番だ。写真:川本学

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 パワフルストライカーは指揮官の期待に見事応え、勇躍する。7試合で9ゴールを奪って大会得点王に輝き、母国の優勝に多大な貢献を果たし、金メダル奪取で兵役免除の恩恵も授かった。この奮迅の働きが大きな分岐点となり、ガンバでのゴールラッシュに加え、パウロ・ベント新体制となった韓国代表でも前線のレギュラーの座を確保。9月以降の国際Aマッチ6試合で3ゴールを挙げてみせた。

 韓国国内での人気もうなぎ上りで、いまやソウルの繁華街に繰り出すとあっという間に人だかりができるという。もはやソン・フンミンに勝るとも劣らないスタープレーヤーだ。

 それでも選手本人は、謙虚なスタンスをいっさい崩さない。

「こんな賞がもらえるなんて出来過ぎだと思います。アジア大会のメンバーに選ばれたときは本当に夢見心地だったし、いまでもあの優勝の瞬間を思い出すと鳥肌が立つほど。かけがえない経験をさせてもらって、選手としてもひとりの人間としても成長することができました。その後もA代表に選んでもらって、ゴールを決められて、本当に周りのみんなに助けてもらった。感謝しかないです」

 
 今年もっとも印象深いゴールはどれかと問われると、即座に答えた。アジア大会準々決勝、ウズベキスタン戦の同点弾だ。

 2-3で逆転を許していた韓国は75分、ショートカウンターからファン・ウィジョがGKとの1対1を制してハットトリックを達成し、同点とする。その後延長戦で突き放してチームは凱歌を上げたのだが、同大会の韓国にとってもファン・ウィジョ自身にとってもきわめて重要なゴールだった。大車輪の活躍で一気に声価を高め、韓国サポーターのハートをがっちり掴んだのである。「あとがない状況での貴重なゴールでしたからね。すごく集中し、落ち着いて決めたのを覚えています」と振り返った。

 年明けには、UAE開催のアジアカップ2019に参戦する。「またひとつ、選手としての成長を促してくれるビッグトーナメント。アジア大会とは違う緊張感があるだろうし、レベルもずいぶん高くなる。持てる力のすべてを懸けてプレーし、勝利を掴みたいですね」と意気込む。今回得票で2位となった盟友ソン・フンミンに対しては、「てっきり彼が受賞するものと思っていたんで驚きでした。ひとりの友人であり、僕のモチベーションを駆り立ててくれる選手。お互いの個性はよく理解しあえているので、アジアカップでも上手くやれればいいですね」と語った。
 
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