鹿島に来たのは優勝しなくちゃいけないクラブだから
会心のカウンター攻撃が実を結び、鹿島の準決勝進出が決まる。
「レアル・マドリーというチームについては、僕が語るまでもなく、皆さんがご存知でしょう。確かに素晴らしいチームです。でも、そういう実績や選手の価値は関係ない。同じサッカー選手なので。レアルの選手たちもレアルのエンブレムをかけて必死でやってくると思いますが、僕自身も鹿島のエンブレムをつけたら、必死にやらなくちゃいけない。
選手の価値がどうのこうのというよりも、その1試合1試合をどう戦っていくのかが大事だと思います。まずは相手にプレッシャーをかけたい。そうすれば、2失点が1失点になるし、1失点が無失点につながると思うので。1点1点抑えることを心掛けて、無失点で抑えることが一番です。今までサッカーをやってきた時間よりも、これからサッカーをやれる時間のほうが短くなっている。だからこそ、今、この瞬間を楽しみたい」
そう言って、豪快に笑う。彼は自身の言葉が日本語に訳され、我々報道陣に伝わったタイミングでいつも笑う。そういう細かい心遣いが守護神としての信頼を生んでいるのだろう。
「レアル・マドリーというチームについては、僕が語るまでもなく、皆さんがご存知でしょう。確かに素晴らしいチームです。でも、そういう実績や選手の価値は関係ない。同じサッカー選手なので。レアルの選手たちもレアルのエンブレムをかけて必死でやってくると思いますが、僕自身も鹿島のエンブレムをつけたら、必死にやらなくちゃいけない。
選手の価値がどうのこうのというよりも、その1試合1試合をどう戦っていくのかが大事だと思います。まずは相手にプレッシャーをかけたい。そうすれば、2失点が1失点になるし、1失点が無失点につながると思うので。1点1点抑えることを心掛けて、無失点で抑えることが一番です。今までサッカーをやってきた時間よりも、これからサッカーをやれる時間のほうが短くなっている。だからこそ、今、この瞬間を楽しみたい」
そう言って、豪快に笑う。彼は自身の言葉が日本語に訳され、我々報道陣に伝わったタイミングでいつも笑う。そういう細かい心遣いが守護神としての信頼を生んでいるのだろう。
「僕が鹿島へ来たのは、優勝をしなくちゃいけないクラブだから。1位じゃないといけないという場所でチャレンジするためです。ジーコさんが来て、勝つことがいかに難しくて、大事なことなのかを再認識させられ、原点に戻れた。僕も毎試合、負けたくない、引き分けたくないという想いを持ち、戦っている。顔は笑っていますが、内心はすごくイライラすることもあります。もう少し日本語ができれば選手たちにもいろいろ言いたいこともある。だからもっと日本語を勉強します……ハハハハハ」
勝利のために日々鍛錬することが、クォン・スンテがプロサッカー選手として仕事をするうえでの楽しさに違いない。そして、勝つことでその楽しさはさらに増す。CL3連覇、クラブワールドカップ3連覇がかかるレアル・マドリー相手でもその挑戦は同じだ。
取材・文●寺野典子(フリーライター)
勝利のために日々鍛錬することが、クォン・スンテがプロサッカー選手として仕事をするうえでの楽しさに違いない。そして、勝つことでその楽しさはさらに増す。CL3連覇、クラブワールドカップ3連覇がかかるレアル・マドリー相手でもその挑戦は同じだ。
取材・文●寺野典子(フリーライター)