【Short Interview】
森重潤也(監督)
夏のインターハイは納得のいく負け方ではなく、まだまだ課題があるなと感じさせられました。その問題点をどれだけ自分たちが感じて、練習から取り組めたのか。今回の選手権は日々の積み重ねが結果に出てくる大会になるはずです。夏以降は負けた原因を誰かのせいにするような場面も少なくなりました。
一人ひとりが課題を感じて、もっと全員で守備する、全員で攻撃する。その部分ではプレーに責任を持てるようになりました。
そして、今回の福岡県予選を迎えましたが、勝ち上がるのはそんなに簡単ではありませんでした。それは毎年のことですが、今予選はスコアも接戦の展開になりました。
そのなかで代表権を勝ち取れたのは良かったです。ただ、まだまだ戦う集団としてのまとまりが足りないので、チームプレーが試合で出せるようになってくれば、選手の個性ももっと活きてくるはずです。
今回の選手権は前橋育英などと同じブロックに入りましたが、まずは自分たちのサッカーをしっかり作り上げて挑みたいですね。どこと対戦するかではなく、自分たちの戦い方ができれば、全国トップレベルの相手と戦っても勝ち上がっていけると感じています。
トーナメント表は変えられないので、まずはチームの完成度を大会までに上げていきたい。当然、頂点を狙うために最後まで戦えるだけの練習をしているので、1試合でも多く戦えるように頑張りたいです。
取材・文●松尾祐希(本誌編集部)
協力●東福岡高等学校、㈱ニューバランス ジャパン