大森SDは「ACLを狙っていかなければいけない」と明言
まず、ここ2年間を不動の右サイドバックとして過ごした宮原和也の“確保”は最優先課題で、さらに彼ひとりしかいない同ポジションの拡充も欠かせない。エドゥアルド・ネット、小林裕紀、長谷川アーリアジャスールと揃うボランチのポジションにもまだまだ競争力が欲しく、玉田がいなくなった前線にゲームメイカーも補充したいところだ。
また、終盤に攻撃的MFの和泉竜司が最終ラインに入ったことは、組み立てのできるセンターバックの頭数不足も感じさせる。万一の備えとしてジョーのバックアップも一考すべきで、やはり土壇場の最終節で15位残留を決めたチームに、補強すべき穴は多いと言わざるを得ない。
また、終盤に攻撃的MFの和泉竜司が最終ラインに入ったことは、組み立てのできるセンターバックの頭数不足も感じさせる。万一の備えとしてジョーのバックアップも一考すべきで、やはり土壇場の最終節で15位残留を決めたチームに、補強すべき穴は多いと言わざるを得ない。
大森SDは「我々のクラブ規模では、今後はACLを狙っていかなければいけない」と明言している。現状ではジョー、G・シャビエル、E・ネット、そしてランゲラックの残留は濃厚と見られており、5枠に増える外国籍枠の残る1枠も最大限に活用すると同SDは語り、今季話題を呼んだ2種登録や特別指定の活用も含めた多角的な戦力増強も継続される見通し。しかし、それもコアメンバーたるトップチームが良好な状態を保ってこそだ。チームの新たな“顔”が誰になるのかも注目だが、それも含めて今季の失敗を繰り返さないためにも、名古屋は冬の補強戦略を滞りなく進めたいところだ。
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)