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アジア杯のメンバーにサプライズはあるのか? "大迫欠乏症"に手を打ちたいなら鎌田大地を呼ぶべきだ

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2018年12月12日

鎌田はセカンドセットの軸になれる

 その場合、どんな1トップとの組み合わせが最適か。
 
 シント=トロイデンでは、スピードに長けたFWヨハン・ボリや、ヨルダン・ボタカと共にプレーしている。スピード派の彼らは、中央に留まらず、裏のスペースへ飛び出したり、サイドに流れたりするのが得意。彼らの動きが、中央の鎌田にスペースを与えてくれる。
 
 この仕組みにヒントを得るなら、たとえば武藤嘉紀、浅野拓磨、小林悠、金崎夢生、永井謙佑といった機動的1トップと、鎌田を組み合わせたいところ。大迫と南野のセットとは、特徴が反対になる。
 
 両サイドのチョイスも、鎌田はスルーパスで味方をお膳立てするクオリティが高いため、必ずしも破壊的ドリブラーの中島ではなく、飛び出しやハードワークに長けた、原口元気との組み合わせも考えられる。サイドへ展開した後、鎌田はペナルティエリアへしれっと侵入し、クロスから技巧的なワンタッチゴールを挙げることも多い。

 鎌田を軸に考えると、中央突破型のファーストセットに対し、異なるオプションがいくつも見えてくる。つまり、興味深いセカンドセットと言えるのではないか。
 
 ちなみに、先に挙げた1トップ候補だが、怪我明けであったり、出場機会に恵まれていなかったりと、ベストコンディションではない選手が多い。その場合、クラブで1トップを経験した、南野を1トップに移すことも可能だろう。南野が外流れして、相手DFを引っ張り、真ん中からスルスルと鎌田がゴール前へ入って行く。そんな組み合わせも面白い。
 
 キープレーヤーは鎌田。招集と躍動に期待したい。
 
文●清水英斗(サッカーライター)
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