対峙したDFも「『この人、上手いな』と改めて思い知らされた」と脱帽
続いて、4位から1位だ。トップ3を独占した川崎勢のなかで、もっとも高い平均採点を叩き出したのは……。
【4位】
柏木陽介(浦和)
採点:6.10
30試合(2,504分)0得点・13アシスト
13アシストを記録した柏木が4位だ。自身の得点こそなかったものの、相手の急所を突く高精度のラストパスで興梠や武藤らのゴールを演出した。豊富な運動量でビルドアップにも絡み、セットプレーのキッカーも務めて浦和レッズの攻撃をあらゆる面で操った。
【3位】
大島僚太(川崎)
採点:6.12
29試合(2,461分)2得点・4アシスト
10番を背負って3シーズン目を迎えた今季も、中盤のリンクマンとして十二分に働き、最後の局面にも積極的に絡んだ。圧巻だったのは、30節のヴィッセル神戸戦で決めたゴールだろう。3列目から飛び込み、家長、小林とのワンタッチのパス交換で完全に神戸の守備を崩した芸術弾は、10月のJ1月間ベストゴールに選ばれている。
【4位】
柏木陽介(浦和)
採点:6.10
30試合(2,504分)0得点・13アシスト
13アシストを記録した柏木が4位だ。自身の得点こそなかったものの、相手の急所を突く高精度のラストパスで興梠や武藤らのゴールを演出した。豊富な運動量でビルドアップにも絡み、セットプレーのキッカーも務めて浦和レッズの攻撃をあらゆる面で操った。
【3位】
大島僚太(川崎)
採点:6.12
29試合(2,461分)2得点・4アシスト
10番を背負って3シーズン目を迎えた今季も、中盤のリンクマンとして十二分に働き、最後の局面にも積極的に絡んだ。圧巻だったのは、30節のヴィッセル神戸戦で決めたゴールだろう。3列目から飛び込み、家長、小林とのワンタッチのパス交換で完全に神戸の守備を崩した芸術弾は、10月のJ1月間ベストゴールに選ばれている。
【2位】
中村憲剛(川崎)
採点:6.24
33試合(2,630分)6得点・6アシスト
川崎のバンディエラは、今年も健在だった。主にトップ下を務めてパスワークの中心になり、自身は6ゴール・6アシストを記録。ただ、数字に表われない部分での貢献度も高く、狭いスペースでのワンツーや気の利いたサイドへの展開で、アシスト一歩前の仕事をこなした。キャプテンの小林とともに精神的支柱としての役割も果たし、クラブを連覇に導いたのは見事のひと言だ。
【1位】
家長昭博(川崎)
採点:6.36
32試合(2,745分)6得点・7アシスト
別格の存在感と言って差し支えないだろう。1位に輝いたのは、ぶっちぎりの6.36という平均採点を残した川崎の家長だ。ハイレベルな技術と強靭なフィジカルを活かしたキープでタメを作り、味方の動きを見逃さずに決定的なパスを通す。さらには、自らエリア内に侵入してゴールを陥れるのだから、対戦相手もお手上げだ。
これぞ家長というプレーを見せたのが、横浜F・マリノスとの”神奈川ダービー”だった。敵陣右サイドでDFと対峙したレフティは、股抜きで相手をかわすと、カバーリングに来たDFを深い切り返しで置き去りにして左足を強振。シュートはわずかにゴール上に外れたが、DFふたりを華麗に抜き去ったプレーにはスタンドから拍手が送られた。股抜きをされた横浜のイッペイ・シノヅカが、苦笑いを浮かべながら「来るなら股抜きだなと読んでいたのに、自分の間合いに持ち込んで抜いてくる。『この人、上手いな』と改めて思い知らされました」と脱帽したこの一連のプレーに、家長という選手の凄みが凝縮されていた。
中村憲剛(川崎)
採点:6.24
33試合(2,630分)6得点・6アシスト
川崎のバンディエラは、今年も健在だった。主にトップ下を務めてパスワークの中心になり、自身は6ゴール・6アシストを記録。ただ、数字に表われない部分での貢献度も高く、狭いスペースでのワンツーや気の利いたサイドへの展開で、アシスト一歩前の仕事をこなした。キャプテンの小林とともに精神的支柱としての役割も果たし、クラブを連覇に導いたのは見事のひと言だ。
【1位】
家長昭博(川崎)
採点:6.36
32試合(2,745分)6得点・7アシスト
別格の存在感と言って差し支えないだろう。1位に輝いたのは、ぶっちぎりの6.36という平均採点を残した川崎の家長だ。ハイレベルな技術と強靭なフィジカルを活かしたキープでタメを作り、味方の動きを見逃さずに決定的なパスを通す。さらには、自らエリア内に侵入してゴールを陥れるのだから、対戦相手もお手上げだ。
これぞ家長というプレーを見せたのが、横浜F・マリノスとの”神奈川ダービー”だった。敵陣右サイドでDFと対峙したレフティは、股抜きで相手をかわすと、カバーリングに来たDFを深い切り返しで置き去りにして左足を強振。シュートはわずかにゴール上に外れたが、DFふたりを華麗に抜き去ったプレーにはスタンドから拍手が送られた。股抜きをされた横浜のイッペイ・シノヅカが、苦笑いを浮かべながら「来るなら股抜きだなと読んでいたのに、自分の間合いに持ち込んで抜いてくる。『この人、上手いな』と改めて思い知らされました」と脱帽したこの一連のプレーに、家長という選手の凄みが凝縮されていた。