最多得点、最少失点で独走優勝した川崎、3連覇への条件は?

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2018年12月03日

若手選手によるチーム力の底上げが鍵に

最終節の磐田戦に先発した田中(32番)写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 つまり攻守において、相手の技術を無力化するだけの身体能力のある選手の補強は検討に値すると考える。
 
 その一方で若手選手の成長は心強い。日本代表の守田英正はユースからの昇格2年目の田中碧について、磐田戦の後半の戦いを引き合いに「僕以上に目立ってたと思うので。だから碧が交代してしまいましたが、本来なら僕なんじゃないかと思いました」と評価。「やってて碧のほうがなにかしてやろうという気持ちがプレーに現われていた」のだと反省している。
 この試合、キャリア初ベンチの宮代大聖は「自分は今日、ピッチに立てなかったですが、立ったら自信を持ってプレーできると思ってます」と力強い。デビューは来季以降に持ち越しとなったが「まずは試合に出ること。出られないとは思ってない」とも述べており高校3年生ながらハイレベルな練習環境のなか、成長を確信している様子が見て取れた。
 
 川崎包囲網が強固になるであろう来季は、補強による新戦力獲得に加え、成長著しい若手選手によるチーム力の底上げが鍵を握ることになりそうだ。
 
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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