大口スポンサー「Cygames」が撤退する可能性も
大物獲りを成功させた張本人、竹原社長は言う。「ひとつ言えるのは、鳥栖というチームを大変愛してくれているし、この九州という街をすごく好きであることは事実です。いろんな報道は出ていますけど、他のチームに行ったりすることはないと思っています。トーレスも残ると思っているし、僕らも残っていただきたいと思っている。話は今進めています」。
この言葉を鵜呑みにすれば、慰留する方針のようだ。とはいえ、大口スポンサー「Cygames(サイゲームス)」の撤退(もしくはスポンサー料の減額)が噂されている。どんな顛末を迎えるかは不明だが、仮にそうなった場合、約5億円とも言われるF・トーレスの年俸をどう捻出するのかは懸念材料である。しかし、2011年5月に就任してからクラブを飛躍的に成長させてきた竹原社長は、強気な姿勢を崩さない。
この言葉を鵜呑みにすれば、慰留する方針のようだ。とはいえ、大口スポンサー「Cygames(サイゲームス)」の撤退(もしくはスポンサー料の減額)が噂されている。どんな顛末を迎えるかは不明だが、仮にそうなった場合、約5億円とも言われるF・トーレスの年俸をどう捻出するのかは懸念材料である。しかし、2011年5月に就任してからクラブを飛躍的に成長させてきた竹原社長は、強気な姿勢を崩さない。
「経営はいつでも浮き沈みがあると思っていますし、この九州の田舎でスポンサードしていただくことの難しさは、記者の方にもわかっていただきたい。もしも撤退があっても、チームが危機に晒されるわけではないし、経営的に僕らが頑張ってクラブを未来に向かって進めていくし、新しいビジネスモデルを構築していくことに全力を尽くす。逆にポジティブに新しいサガン鳥栖が来年見られると思っていただきたい。そのへんはトーレスも選手も誰も心配している人はいないと思っています。撤退があってもクラブとしてはなんら変わらない方向で、前を見て進んでいくだけ。ファンの方に愛されるクラブを作っていくし、タイトルを獲ることに挑戦していきたいと思っています」
J1残留のミッションを果たしてひと安心したのも束の間、来季に向けた前途は多難だ。それでも来季の躍進を目指し、竹原社長は再興を誓った。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb編集部)
J1残留のミッションを果たしてひと安心したのも束の間、来季に向けた前途は多難だ。それでも来季の躍進を目指し、竹原社長は再興を誓った。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb編集部)