「冬でもこの国は気温が25~30℃ある」
そしてシャビは、夏には気温が45度を超えることもあるその気候がワールドカップ開催国にはそぐわないと指摘されている点についても、まったく心配していないと発言した。
「カタールはスタジアムの設備が整っているし、開催時期は11~12月だ。この決定は選手にとってプラスの要素にしかならないと考えている。なんせカタールでは、冬でも気温は25~30℃あるんだ。僕は、ここで開催されるワールドカップは歴史上もっとも素晴らしい大会になると信じている」
すっかりカタール色に染まっているシャビだが、「長年在籍したバルセロナを通じ、スペインとの絆は健在」(『The Guardian』)だ。
現在38歳のシャビは、今年で選手人生を終えると噂されている。ゆくゆくは古巣の指導者になるのではないかという話も浮上しているが、「バルセロナのことはいつも想っているし、いずれ指導者として戻れるのであればそれがベストだ。けれど、それは今すぐではない。バルセロナを率いることには大きな責任を負うことになる。いろんな意味で僕はまだふさわしくないし、早すぎると思っている」と答えた。
一部では指導者としての第一歩を踏み出す場所に、カタールを選ぶとも報じられている。シャビの語るワールドカップ、そして現役引退後のビジョンは、アジアサッカーの発展にも大きく関与してくるかもしれない。