大宮――多種多彩なセットプレーも短期決戦では重要な武器に
もうひとつ、試合のポイントになるのは、セットプレーだ。CBの菊地、河本は空中戦でJ2屈指の強さを持ち、CKやFKに合わせるヘディングシュートが期待できる。その上、リーグの終盤からはショートコーナーやスルーを用いたややトリッキーなフォーメーションアタックから、相手の不意を突く形も増えている。
菊地と組んで先発する可能性が高い畑尾は、過去2度の東京V戦では出場のなかった選手で、こちらも狙い目。センターバックを囮に使い、コンタクトプレーに強い右SBの酒井をターゲットにする可能性もある。
元々、今季の大宮はJ2で上位の戦力を誇るだけに、目標だった優勝や、J1自動昇格の2位以上を逃したタイミングが遅ければ、ネガティブな状態で臨まなければならなかった。しかし、序盤(9節終了時)に19位と大きく出遅れ、最終節も他力本願という苦しいシーズンで、プレーオフ出場さえ叶わない可能性もあっただけに、最後の最後でJ1復帰の道を繋いだ現状はポジティブな材料だ。
トップディビジョン復帰には、東京V戦を含めてプレーオフ3連勝が必要。言うまでもなく険しい道のりだが、短期決戦に最も必要な勢いをつけられたことは大きい。リーグ戦の課題だった守備で粘り強く戦うことさえできれば、勝機は十分にある。
菊地と組んで先発する可能性が高い畑尾は、過去2度の東京V戦では出場のなかった選手で、こちらも狙い目。センターバックを囮に使い、コンタクトプレーに強い右SBの酒井をターゲットにする可能性もある。
元々、今季の大宮はJ2で上位の戦力を誇るだけに、目標だった優勝や、J1自動昇格の2位以上を逃したタイミングが遅ければ、ネガティブな状態で臨まなければならなかった。しかし、序盤(9節終了時)に19位と大きく出遅れ、最終節も他力本願という苦しいシーズンで、プレーオフ出場さえ叶わない可能性もあっただけに、最後の最後でJ1復帰の道を繋いだ現状はポジティブな材料だ。
トップディビジョン復帰には、東京V戦を含めてプレーオフ3連勝が必要。言うまでもなく険しい道のりだが、短期決戦に最も必要な勢いをつけられたことは大きい。リーグ戦の課題だった守備で粘り強く戦うことさえできれば、勝機は十分にある。