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「日本代表史における革新的な進歩だ!」英国誌記者が森保ジャパンの全5試合を徹底査定!

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2018年11月22日

日本はどんな相手にもどこからでも、シュートを撃ち込める

この森保監督の下、チームには常にポジティブかつオープンな空気が漂っている。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 まだ5試合しか消化していないが、すでに各ポジションでは健全なポジション争いの構図が描かれている。称えるべきポイントだ。

 なんとなくレギュラー当確と思わせる選手がいるにはいるが、森保一監督は巧みに人材を回しながら起用し、さまざまなセットやコンビを試している。チーム内の約束事がシンプルなのだろう。フォーメーションも然り。だれが入ってもチームがブレないのだから、驚かされる。

 かつ、試合ごとに新たな発見があるのだ。11月の2試合でも、ベネズエラ戦でシュミット・ダニエルが、キルギス戦では守田英正と山中亮輔が観衆を魅了するパフォーマンスを示した。初キャップを刻む選手が存分にストロングポイントを出せる環境があるからで、監督と選手たちがオープンな雰囲気で繋がっているのが、端から観ていてもよく分かる。Jリーグや海外で虎視眈々と代表入りを狙う日本人選手たちは、きっと「次は俺も!」と意気込んでいるはず。こうしてグループは今後、どんどん大きくなっていくのだろう。

 右サイドバックは酒井か室屋成か、左サイドバックは長友か山中か佐々木翔か、センターバックは吉田か槙野智章か三浦弦太か冨安健洋か。いま挙げた選手たちはいずれも、現代表でレギュラーの座を射止めてもおかしくない者で、そのうちの大半がつい3か月前までサムライブルーの一員でさえなかった。弱点と思われていたポジションにさえ、瞬く間にこれだけの選手層を築き上げてしまった。森保監督のみならず、代表スタッフのスカウティング力には本当に頭が下がる。代表選手に相応しいメンタリティーを備えているのかどうかについても、しっかり見極めができているのだ。

 
 そしてやはり、新生日本代表最大の売りはその爆発的な攻撃力、換言すれば、ゴールを奪いきる凄みだろう。

 キルギス戦では原口元気、北川航也、杉本建勇、伊東純也のカルテットが先発を飾った。決して悪くはなかったが、正直言ってリズミカルではなかったし、どこかギクシャクした面があったのは確かだ。で、森保監督は終盤に攻撃陣の顔ぶれをすべて入れ替えた。大迫、中島、堂安、南野のファーストセットを送り込み、あっという間に攻撃のギアがトップに上げたのである。その即興性と連動性は、文字通り圧巻の一語。アタッカー陣は今後、ものの見事に共鳴し合う彼ら4人を軸に構成されていくのだろうし、伸びしろもふんだんにある。

 攻撃的なウルグアイに対しても、守備的なキルギスに対しても、日本はどこからでもシュートを撃ち込んだ。その形に持ち込んだ。だからこそゴールが決まる確率も飛躍的に高まった。日本代表の歴史における革新的な進歩だと私は思う。
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