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【キルギス戦|戦評】低調に終わった“アピール合戦”。表面化したのはチーム内のレベルの差だった

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年11月21日

守田は複雑な胸中を語る

ボランチとして先発フル出場を果たした守田。試合後には手応えと反省を口にした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 2度の決定機をモノにできなかった伊東は「チャンスがありながら決められずに悔しいです」と顔を曇らせ、記者陣からゴールを祝福された原口も「ゴールはゴールだったので良かったですが、思い通りに蹴れたわけではないし……」と複雑な表情を浮かべた。
 
 1トップで先発した杉本も「チャンスもあったので、自分自身決めたかったですし、そこは悔しいです」と反省の弁を語る。
 
 キルギス戦で先発したメンバーはどのような想いで戦っていたのか。その複雑な胸中を語ってくれたのは守田だ。
 
「難しいところはありました……、もちろんアピールはしたかったです。ただ、チームが勝たないと意味はないですし、勝つからこそのアピールだとも思います。それにアジアカップへの最後の試合ということで、勝って気持ちよく大会に臨みたいというチームとしての考えもありました。ベネズエラ戦と違った難しさはありました。正直(チーム内の競争に)生き残りたいという気持ちと、チームの一員として戦いたいという気持ちは半々でした。
 
 個人的には今日は90分プレーできたので手応えはありましたが、ラスト10分でミスをしてしまったのでそこは課題です。しっかり反省したいです」
 
 キルギス戦を経て、改めて確かになったのはレギュラー組の能力の高さだ。森保監督はベネズエラ戦後に「チームとして(前線に)もう1セットくらい、もっと選手層の幅とチーム力をアップさせるために、より多くの選手が絡んでこれるようにやっていきたい。私自身の仕事として、そう思っています」と、前線の選手層アップを目指していたが、この日、新たな可能性を見出せたとは言い難かった。
 
 覇権奪還が求められるアジアカップは決勝まで勝ち進んだ場合、約1か月にも及ぶ長期戦となる。そうした大会で求められるのはチーム力だ。今後はレギュラーメンバーに、他の選手たちの付加価値をどう加えていくのか。アジアカップまでの残り1か月半で森保監督がどのようにチームマネジメントしていくのかは注目だ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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