「梅さん(梅崎司)なども身体を投げ出している」(山根)
例えば、先月に行なわれた18節・川崎戦もそうだった。相手に押し込まれる状況が続いても、最終局面では身体を張ってブロック。ゴールに飛んだボールは秋元がビッグセーブで抑えきり、スコアレスで勝点1を積み上げるに至った。
チームとしての約束事である“目に見えない守備”が浸透している証拠に、ディフェンスラインに入る山根視来は今季から加わった選手たちの変化を説いている。
「やっぱりJ1はよりシュートが枠に飛んでくるけど、目に見えないところでの守備の意識は昨季以上にアップしている。今年から入ってきた選手も、今までいた選手のそういう姿を見て『ここまでやらなければ』という風になっている。それは湘南の良さだし、梅さん(梅崎司)なども身体を投げ出していて、そこに湘南らしさみたいなものを感じる」
チームとしての約束事である“目に見えない守備”が浸透している証拠に、ディフェンスラインに入る山根視来は今季から加わった選手たちの変化を説いている。
「やっぱりJ1はよりシュートが枠に飛んでくるけど、目に見えないところでの守備の意識は昨季以上にアップしている。今年から入ってきた選手も、今までいた選手のそういう姿を見て『ここまでやらなければ』という風になっている。それは湘南の良さだし、梅さん(梅崎司)なども身体を投げ出していて、そこに湘南らしさみたいなものを感じる」
来る10月27日、湘南はついに初のルヴァンカップ決勝の舞台に立つ。対戦相手は攻撃的なサッカーを志向する横浜だ。互いに自分たちのスタイルを前面に押し出していくなかで、勝敗を分けるのはこれまで積み上げてきた細かい部分の突き詰めになる。
「一発勝負では変なシュートが入るかもしれない。まずはボールを枠に飛ばさせないことが大事」(山根)
走って、球際で戦って、カウンターに出て行くプレーもそう。ボールを動かして相手を崩したり、守備時に必死に耐えたりするのも湘南だ。これまで自分たちが作り上げてきた戦いを変に着飾ることなく、普段通りに披露して優勝という一番高いところの景色を眺めに行く。
取材・文●林 遼平(フリーライター)
「一発勝負では変なシュートが入るかもしれない。まずはボールを枠に飛ばさせないことが大事」(山根)
走って、球際で戦って、カウンターに出て行くプレーもそう。ボールを動かして相手を崩したり、守備時に必死に耐えたりするのも湘南だ。これまで自分たちが作り上げてきた戦いを変に着飾ることなく、普段通りに披露して優勝という一番高いところの景色を眺めに行く。
取材・文●林 遼平(フリーライター)