【J1優勝争い】勢いは当てにできない? 川崎と広島の結末を読み解く鍵は…

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年10月24日

技術や組織力とは別の要素で勝敗が分かれる時もある

16年の名古屋は闘莉王(4番)の復帰などで終盤戦に盛り返した。だが、中断期間の落とし穴にはまり……。写真:サッカーダイジェスト

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 意地悪な書き方をすれば、中断期間の落とし穴にはまるのは川崎か広島か、それで覇権の行方が決まるかもしれない、となる。いずれにせよ、デリケートなリーグ終盤戦で求められるのは強靭な精神力だろう。
 
 緊迫したムードに呑まれることなく、できるだけ平常心で試合に臨めるか。そういうスタンスが極めて重要だということだ。サッカーはある意味メンタルスポーツで、技術や組織力とは別の要素で勝敗が分かれる時もある。
 
 精神力以外に“別の要素”を挙げるなら、そのひとつは運だ。
 
 例えば10月7日の川崎対鹿島戦で左足首を負傷した小林悠は試合後、代表活動による中断期間があったおかげでリーグ戦を欠場せずに済んだ。これが仮に中断期間もなく、鹿島戦から1週間後の14日に30節の神戸戦が組まれていたら……。小林は出場できなかった可能性が高かったのでないか。その意味で、川崎は運が良かった。別の言い方をすれば、中断期間の恩恵を受けたことになる。
 
 中断期間は落とし穴にもオアシスにもなりえるわけで、やはり優勝の行方を占ううえで見逃せないファクターになる。

文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)



 
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