「僕は“戦う”というところを外してはいけない選手」
もちろん90分を通して完璧とは言えず、2点のリードを奪ってからタイの猛攻にさらされ、3点差とした後も危険なカウンターを受け、54分には1失点を喫した。彼自身も後半に不用意なボールロストをし、カバーに入った湘南のチームメイトの齊藤未月の守備に助けられたシーンもあった。だが、90分間、石原は守備のタスクを我慢強くこなしながら、タイミングを見た攻撃参加を虎視眈々と狙い続けていたプレーの意図は、はっきりと読み取れた。
「試合が始まる前に戦う姿勢を周りに見せるという気持ちを持って、勝ちにこだわってやってやると思っていた。僕は『戦う』というところは外してはいけない選手だと思う。これから決勝トーナメントに行って、そういう面を出せなかったら、絶対にやられてしまうと思うので、そういう球際だったり、デュエルだったり、気持ちを周りに見せられる存在にならないといけないと自分では思っています。そういう部分でチームを引っ張ると言うか、周りに示して行けたらなと思っています」
試合後、石原は力強くこう語ると、「まさにそれこそ湘南魂ですよね」という返しに、「湘南らしさを出さないといけないですから。そうしないと(チョウ・キジェ監督に)怒られちゃうので(笑)」と笑顔を見せた。
サイドバックとしてアジャストして来た石原。次以降はより頼もしい『戦うサイドバック』としてチームを活性化してくれるはずだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「試合が始まる前に戦う姿勢を周りに見せるという気持ちを持って、勝ちにこだわってやってやると思っていた。僕は『戦う』というところは外してはいけない選手だと思う。これから決勝トーナメントに行って、そういう面を出せなかったら、絶対にやられてしまうと思うので、そういう球際だったり、デュエルだったり、気持ちを周りに見せられる存在にならないといけないと自分では思っています。そういう部分でチームを引っ張ると言うか、周りに示して行けたらなと思っています」
試合後、石原は力強くこう語ると、「まさにそれこそ湘南魂ですよね」という返しに、「湘南らしさを出さないといけないですから。そうしないと(チョウ・キジェ監督に)怒られちゃうので(笑)」と笑顔を見せた。
サイドバックとしてアジャストして来た石原。次以降はより頼もしい『戦うサイドバック』としてチームを活性化してくれるはずだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)