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晴れやかな笑顔で躍動する中島翔哉。これほど楽しそうにプレーする日本人がいただろうか?

カテゴリ:日本代表

吉田治良

2018年10月19日

中島がサッカーを心から楽しめるのは、それだけの準備をしているからだ

ドリブル、ラストパス、そしてミドルシュートと持ち味を存分に発揮してウルグアイに脅威を与えた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 ちょっとした衝撃だった。
 
 これほど楽しそうにプレーする日本人サッカー選手が、かつていただろうか。8月で24歳になったばかり、代表キャップはまだ4つ、相手はFIFAランク5位の強豪ウルグアイ。それでも彼は、足がすくむどころか、誰よりも晴れやかな笑顔を浮かべながら、思う存分にピッチで躍動した。
 
 頭をよぎったのは、「極上のエンターテイナー」、「笑顔のフットボーラー」と呼ばれ、とりわけバルセロニスタに愛されたロナウジーニョの姿だった。
 現役時代の彼を突き動かしていたのは、プレーする喜び、ただそれだけだったが、中島からも同じ香りが確かに伝わってきた。
 
「僕にとって一番大事なのは、試合を楽しめるかどうか。楽しめている時は、自然と良いプレーができるんです」
 
 楽しむことに、笑うことに、“日本版ロナウジーニョ”は一切の躊躇がない。それをタブー視された時代が、まるでキリシタンが弾圧された遥か遠い昔のようにも思えてしまう。
 
 もちろん、中島がサッカーを心から楽しめるのは、それだけの準備をしているからに他ならない。リオデジャネイロ五輪で日本代表のチームドクターを務めた高木博医師は、こう証言している。
 
「翔哉はとにかくストイック。もうやめろとストップをかけられても、こっそり筋トレを続けるような子でしたから(笑)」
 
 もしかしたらこの先、かつての城が背負ったような重圧に、中島も苦しむ時が来るかもしれない。結果が出なければ、心ないファンから辛辣な野次も飛ぶだろう。
 
 だが、自分の力ではコントロールできないこと──メディアやサポーターの批判──に心を砕き、思い悩む必要はない。これからも、ひたすら自分自身を磨く作業に手を抜かなければ、きっと笑顔でピッチに立ち続けられるはずだ。
 
文●吉田治良(スポーツライター)
 
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