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【岩政大樹】森保ジャパンがパナマに感じさせた”気持ちの悪さ”の正体とウルグアイ戦の意義

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2018年10月14日

ウルグアイは”闘争本能”を剥き出しで戦ってくるだろう

とりわけ前半は、伊東(14番)や原口の縦への突破力を活かせていなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 後半に入り、左の佐々木選手が少し後ろに残り気味のビルドアップの形も使い始めて、前線にスペースを作って使うような動きも見られるようになりましたが、様々な局面で、まだ意思疎通の取りきれていない場面が見え隠れして、スムーズにプレーが流れていかない試合となったことは否めませんでした。
 
 ただ、その中でも青山選手と大迫選手を中心に、パスのルートやボールの受け方を少しずつ変えながら攻撃を進めていたのは、前半からよくうかがえました。そうした試合の中での変化や試みを織り交ぜたことが相手に少し”気持ちの悪さ”を抱かせた可能性は高いと思います。相手が的を絞ってきそうになったら、それを一度外して次のための布石とする。そうした駆け引きが、決してよかったわけではない流れの中での得点につながったように感じました。
 
 さて、次戦はいよいよ強豪ウルグアイとの決戦です。ウルグアイは韓国に破れ、なんとしても連敗は避けようと、彼らの一番の武器といってもいい”闘争本能”を剥き出しで戦ってくるでしょう。多少メンバーを変えたとしても、代わりに出てくる選手は世界が注目する若手選手がずらっと並ぶのが今のウルグアイ代表です。
 
 対する日本代表は、パナマ戦からはほとんどのメンバーを変えて臨むと予想します。日本も次のワールドカップで中心となる期待のかかる選手たちがずらっと並ぶはずです。良い結果も悪い結果も、良い内容も悪い内容も、すべてが4年後のためには実り多きものになる。それがすでに確定している、そんな貴重な試合となります。
 
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。
 
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