高校、大学とスポーツ推薦から漏れる
大橋は千葉U-15から八千代高に進学したのだが、「スポーツ推薦でどこにもいけなくて一般で(八千代に)入った」という。米倉恒貴(G大阪)や山崎亮平(柏)らが在籍した体育科ではなく、普通科への入学となった。高校での成績はベスト4で、全国の経験はない。そういった背景もあり、大学進学時には10人スポーツ推薦の枠から漏れてしまった。面接と小論文の試験を経て中大に進学したのだが、「スポーツ推薦で1回落とされている状況だったし、ダメだったら勉強でどこか大学に行こうかなと思っていました」と言うのだから驚きである。
入学後も一番下のチームからスタートした大橋はボランチやサイドハーフなど複数のポジションをこなした。そうしたなかで昨年、転機が訪れる。1学年上のストライカー・矢島輝一(現FC東京)が前十字靭帯を切り長期の離脱を強いられてしまうのだ。そこで大橋は代役としてFWのレギュラーに抜擢され、2部で13点を記録。ストライカーとして覚醒し、今に至るというわけだ。
「自分が自分がというタイプではないのですけど、ピッチの中では自分が点を取りたいと思ってしまう。それに、前をやっている以上は点を取らなければいけないと思っていますし、取りたいですし。点を取れるFWになりたいです。守備もできて」
思い返せば森保ジャパンに名を連ねた小林悠や伊東純也は関東2部で輝きを見せた選手だった。大橋も、彼らに続く“2部の星”になる可能性がある。いずれ代表に入ったとしても、なんら不思議ではない。
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)
入学後も一番下のチームからスタートした大橋はボランチやサイドハーフなど複数のポジションをこなした。そうしたなかで昨年、転機が訪れる。1学年上のストライカー・矢島輝一(現FC東京)が前十字靭帯を切り長期の離脱を強いられてしまうのだ。そこで大橋は代役としてFWのレギュラーに抜擢され、2部で13点を記録。ストライカーとして覚醒し、今に至るというわけだ。
「自分が自分がというタイプではないのですけど、ピッチの中では自分が点を取りたいと思ってしまう。それに、前をやっている以上は点を取らなければいけないと思っていますし、取りたいですし。点を取れるFWになりたいです。守備もできて」
思い返せば森保ジャパンに名を連ねた小林悠や伊東純也は関東2部で輝きを見せた選手だった。大橋も、彼らに続く“2部の星”になる可能性がある。いずれ代表に入ったとしても、なんら不思議ではない。
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)