［ひらちゃん推薦③］
小池龍太（DF／柏レイソル／23歳）
　右サイドバックでお薦めは小池龍太。運動量の豊富さを活かし、右サイドで攻守ともに貢献できる選手。攻撃参加の形は多彩。無駄に攻撃参加するわけではなく、必要なところにポジションをとることができる。そして、それほど大きくはない身体でしっかりと守備ができることこそが、彼のポジショニングの良さ、そしてクレバーさの証。JFL、J3、J2、そしてJ1とさまざまなカテゴリーを経験した選手が日本代表に昇り詰めるなんて夢がある。ポテンシャルは十分ある。
 
［ひらちゃん推薦④］
立田悠悟（DF／清水エスパルス／20歳）
　Ｕ－21日本代表にも選ばれているディフェンダー。テレビで観るより、スタジアムで観たほうが彼の大きさが分かる。189センチと長身ではあるが、線の細さはなく、非常に恵まれた体型をしている。身体の大きな外国人フォワードと並んでも引けを取らない体格は非常に魅力。対人の対応能力も優れているし、足下もしっかりしている。現在、清水では右サイドバックを務めているが、センターバックでのプレーを観てみたい。

 

［ひらちゃん推薦⑤］
稲垣 祥（MF／サンフレッチェ広島／26歳）
　首位・広島を支えるハードワーカー。派手さはないかもしれないが、11人の組織を作る時に欠かせない選手。豊富な運動量と的確な狙いでボール奪取するのはもちろんのこと、攻撃参加してゴール前に姿を見せたかと思えば、ピンチでは自陣のゴール前でシュートブロック。空いたスペースを埋め、相手にスペースを与えない。彼がいることで、組織の秩序が保たれる。中盤に稲垣祥のような選手がひとりいると、チームの厚みが増す。
 
＜了＞
 
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著者プロフィール
平畠啓史（ひらはた・けいじ）／1968年８月14日生まれ、大阪府出身。高校時代にサッカーの全国大会に出場した経験を持つ。関西大卒業後、山口智充とお笑いコンビ『DonDokoDon』を結成し、ツッコミを担当。国内外を問わず１日５試合を観るときもあるなど、芸能界屈指のサッカー通として知られ、芸人ならではのマニアックな視点でサッカーの本質に“ツッコミ”を入れる。現在、スポーツ番組MCやゲストコメンテイターとして活躍。『サッカーダイジェスト』誌上では「平畠啓史のアディショナルタイムに独り言」が好評連載中だ。