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「もう一回しっかり奪い返す」――日本代表を支え続けた長谷部誠がドイツでの“今”を語る

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月28日

バイエルンに行ってしまった恩師との秘話

約2年に渡ってコバチ監督(左)から薫陶を受けた長谷部(右)は、そんな恩師への想いを明かした。 (C) Getty Images

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――昨シーズンまでともに戦ったニコ・コバチ監督がバイエルンを率いることになりました。敵としてコバチ監督の印象はどうですか?

「就任からあまり時間が経っていないので、わからない部分もありますが、バイエルンのようなビッククラブでフランクフルトと同じ戦い方をするのを難しいと思うので、ニコがこれからどういった指揮を執るのかが、楽しみです。

 色々な監督の下でプレーをしましたが、ニコはその中でも3本の指にはいるくらい大きな影響を受けました。彼の良さは考えを曲げない強さ。僕は監督にとっての重要なパーソナリティーに『厳しさ』が間違いなく必要だと考えているので、彼はそれを十分に兼ね備えた監督ですし、野心はすごく持っていましたね。

 今回の件でもビッククラブからオファーがあった際には『移籍できるという条項がある』と言っていましたし、上昇志向が強いのでバイエルンで成功したら次は一体どこへ行くのかなと興味があります。

――昨シーズンに獲得したポカールのタイトルは、コバチ監督にとっても重要な転機になりましたが、長谷部選手にとってはいかがでしたでしょうか?

 フランクフルトが30年ぶりに勝ち取ったポカールのタイトルは個人的にも格別でした。過去にはブンデスリーガで優勝しましたが、その時はあまり実感がなくて、それから長くドイツでプレーを続けてきて、フランクフルトのようにビッグクラブではないチームで獲得したタイトルだったのすごく大きなものになりましたね。

――コバチ監督は、シーズン中にバイエルンの移籍が発表されましたが、聞いたときには驚きはありましたか?

「シーズン中から噂はあって、彼がプレーヤーとしてバイエルンでプレーしていたのも知っていたので、『行くんだろうな』とは感じていました。バイエルン就任を決断した後にメディアより先に僕らとのミーティングで、『僕も君たちのように上に行きたいんだ』と話してくれました。

 今のサッカー界は、すごく目まぐるしくて、それに対応しないと置いて行かれるという環境にある。その中で訪れる別れに感傷的になることもありますが、彼が自分の野心に従ってクールに決めたことだと理解しています。プレー面で彼から新しい役割を貰ったりと、自分のサッカー人生を変えてくれた監督なので、心から祝福して送り出したいという気持ちでした。
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