ズリニスキにとっては今や…。
モドリッチはボランチとして22試合・8得点の成績を残し、降格候補だったズリニスキを残留に導く活躍を披露した。
シーズン終了時に粋な計らいを見せたのが、ウルトラスだった。入団直後からサポーターが集まるカフェに定期的に足を運び、交流を深めていたモドリッチに対して彼らは、「全員がルカのように」という大きな横断幕を掲げ、ファン選定のチーム最優秀選手賞のトロフィーをプレゼントしたのだ。それが別れの印であり、はなむけになることを知りながら。
あれから14年――。ズリニスキは国内リーグを6度制する強豪に成長した。そして、「モドリッチのすべてが始まったクラブ」であることは、クラブとサポーターにとって今も大きな誇りとなっている。
文:長束恭行
※『ワールドサッカーダイジェスト』9月6日号の連載「クロアチアW杯優勝メンバーの分岐点」より転載。同9月20日発売号では、マリオ・マンジュキッチとイバン・ペリシッチのストーリーを公開。
シーズン終了時に粋な計らいを見せたのが、ウルトラスだった。入団直後からサポーターが集まるカフェに定期的に足を運び、交流を深めていたモドリッチに対して彼らは、「全員がルカのように」という大きな横断幕を掲げ、ファン選定のチーム最優秀選手賞のトロフィーをプレゼントしたのだ。それが別れの印であり、はなむけになることを知りながら。
あれから14年――。ズリニスキは国内リーグを6度制する強豪に成長した。そして、「モドリッチのすべてが始まったクラブ」であることは、クラブとサポーターにとって今も大きな誇りとなっている。
文:長束恭行
※『ワールドサッカーダイジェスト』9月6日号の連載「クロアチアW杯優勝メンバーの分岐点」より転載。同9月20日発売号では、マリオ・マンジュキッチとイバン・ペリシッチのストーリーを公開。