あの開始20分の攻めの姿勢を忘れなければ、札幌はさらに順位を上げられる
5点、6点、7点と失点がかさんでいくうちに、札幌の選手たちの足は止まり、集中力は途切れてしまった。しかし、止まることも、途切れることもなかったものがある。等々力陸上競技場のアウェースタンドを赤く埋めたサポーターの声援である。すでにベンチに下がっていた宮澤は、その様子を見て改めて気付かされたという。
「自分たちはなんのために戦っているのか。あの声援に応えていきたい、っていうのが今の素直な気持ちです。今日は惨敗してしまいましたけど、次に向かってサポーターを勇気づけるようなプレーを見せていきたい」
「自分たちはなんのために戦っているのか。あの声援に応えていきたい、っていうのが今の素直な気持ちです。今日は惨敗してしまいましたけど、次に向かってサポーターを勇気づけるようなプレーを見せていきたい」
幸いにも、次は2試合続けてホームで戦える。アウェーで浴びた何倍もの声援を受けて戦える。
上位対決に敗れ、2位浮上のチャンスは遠のいてしまったが、それでもACLの出場権を獲得できる3位以内は十分、射程圏内だ。あの開始20分の攻めの姿勢を忘れなければ、札幌はさらに順位を上げられるはずだ。
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)
上位対決に敗れ、2位浮上のチャンスは遠のいてしまったが、それでもACLの出場権を獲得できる3位以内は十分、射程圏内だ。あの開始20分の攻めの姿勢を忘れなければ、札幌はさらに順位を上げられるはずだ。
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)