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【セルジオ越後】堂安があれだけやるなら本田のOAはいらないし、乾には中島という強力なライバルが現われたね

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月12日

ポジション的にも中島は乾の強力なライバルになりそうだ

左サイドを主戦場に躍動した中島。ロシアでは、乾が活躍したポジションでもあるが……。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方で、A代表と五輪代表の兼任監督という立場の森保監督としては、改めてふたつのチームを率いるメリットが感じられた試合になったんじゃないかな。
 
 森保監督は、最大の目標であるワールドカップを見据えながら、2年後の東京五輪に向けて若手の成長も促さなければならない。その過程で、競争を煽りつつ、若手と中堅・ベテランをうまく融合させてチームを作っていく必要がある。若手をA代表に入れて刺激を与えたり、逆に中堅・ベテランをオーバーエイジに使ったりと、やりくりできるのも兼任監督ならではだろう。
 
 今回のコスタリカ戦で言えば、堂安が東京五輪世代では唯一出場して、アグレッシブな仕掛けや裏への飛び出しを見せるなど、大いに存在感を発揮していたね。相手の質はさておき、堂安が今後もあれくらいやってくれれば、同じレフティでアタッカータイプの本田を五輪代表のオーバーエイジで呼ぶ必要もなくなるんじゃないかな。ふたつのチームを見ることで、そういう判断だってつきやすくなるよね。
 
 もちろん、A代表内での競争も熾烈になってくるよ。コスタリカ戦でとりわけ充実したパフォーマンスを見せていた中島は、ポジション的にもロシアで大活躍を見せた乾の強力なライバルになりそうだし、同じく前線の南野や小林も良い印象を残した。コスタリカ戦で結果を出した選手たちは、次の10月シリーズにも呼ばれるだろうけど、そこで強豪のウルグアイを相手にどんなプレーを見せるのかで、また評価が変わってくる。
 
 おそらくは次の10月の2試合も、ロシア・ワールドカップの主軸以外の選手たちが選考の中心になるだろう。そして、11月シリーズでは、来年1月のアジアカップを見据えてロシアで活躍したワールドカップのレギュラーメンバーも含めた競争という流れになるはずだ。
 
 先の乾をはじめ、大迫や柴崎、原口、長友、吉田らが森保ジャパンに加わった時に、果たしてどんな顔ぶれがピッチに立っているのか。健全な競争原理が働けば、日本代表の選手層もより厚みを増しているはずだよ。
 
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