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「彼の人種差別の訴えは的外れだ」 ドイツ代表監督レーブが“愛弟子”エジルの電撃引退に持論展開

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月30日

「DFBに対する人種差別の訴えは的外れだ」

W杯前にベルリンで行なわれたグリンデル会長との会合に参加したレーブ監督とエジルだが、ここから二人の関係がこじれ始めたようだ。 (C) Getty Images

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 レーブ監督は、エジル引退の一因となった“エルドアン写真問題”についても、自らを含めたDFB側の対応が甘かったという考えを明らかにしたうえで、それがW杯敗退の原因ではないとも語っている。

「あの写真に関しては、我々は全体的に軽視していたのかもしれない。私も甘かった。メストがイルカイとともに我々の元を訪れ、そして(フランク=ヴァルター・)シュタインマイヤー連邦大統領と面談をしたことで、この問題が解決したと思ってしまったんだ。

 私はその当時、『W杯を良い大会にするための準備をしなければいけない』としか考えていなかった。そして、もちろん、あの件には労力を費やすことになった。常に再浮上してきたテーマなだけに、精神面での消耗にも多少は繋がったと考えてはいる。ただ、あの一件が敗退の原因ではないし、それを言い訳にすることはナンセンスだ」

 エジルは代表引退声明において、「僕は正直に自分の考え、ルーツのこと、写真が撮影されるに至った経緯を説明したけど、彼は自分の政治的なポリシーや価値観について語るばかりで、まるで折り合わなかった」と、ラインハルト・グリンデルDFB会長を猛然と批判したが、レーブ監督はその考え方に難色を示し、自身の考えを訴えた。

「メストのDFBに対する人種差別の訴えは的外れだ。確信を持って言えるのは、会長やオリバー・ビアホフ(チームマネジャー)が同席したミーティングで、人種差別と言えるような要素は皆無だった。チームにも、私がDFBで働き始めてからは、そのようなことは一切なかった。

 メストもイルカイも、今までは常に我々の持つ価値感を受け入れ、大きな喜びを持ってドイツのためにプレーしてくれた。移民の背景を持つ我々のプレーヤーたちが今後、そういった姿勢を変えることはないと確信している」

 エジルの引退騒動も含め、W杯敗退の悪しき雰囲気が蔓延るドイツ。そうした停滞ムードを一掃する意味でも、9月の代表戦では、内容と結果の両方が求められる。
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