最下位からの巻き返しは十分に可能だ!長崎が浮上するための3つのポイント

カテゴリ:Jリーグ

藤原裕久

2018年08月23日

『大原則』ができていない焦りが最下位転落の原因に

浮上のきっかけを掴めるか。高木監督の手腕が問われる。写真:徳原隆元

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 トレーニング、戦力の融合――これらふたつの問題が重なったなかで、以前よりキレを欠き、ミスの多いプレーが増えていったチームからは次第に「自信」が失われ、それは焦りへとつながった。

「トレーニングでできないことは試合でできない」

 長崎がチームとして掲げる大原則のひとつだが、まさにこの大原則ができていない焦りが、試合での空回りにつながり最下位へ転落することになってしまったのである。

 だが、リーグ戦ではすでに中3日または4日の連戦を抜けた。ここから長崎は、しっかりトレーニングに取り組むことができるはずだ。幸い、中村慶が前節のセレッソ大阪戦でスタメン復帰し、黒木のコンディションもほぼ回復した。J・モリージャスや中原も9月には復帰すると見られている。

 11月にはサガン鳥栖、横浜F・マリノス、ガンバ大阪という、ともに残留を争うチームとの3連戦が待っている。カップ戦がなく、スケジュール的にも他チームより試合が少ない点も有利だ。J1残留はここからの立て直し次第で、いつでも手の届く位置にあると言っていいだろう。

取材・文●藤原裕久(サッカーライター)
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