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【天皇杯】公式戦8戦7発の大暴れ!! “浦和のウルトラマン”が謙虚な心根で狙う2年前の再現

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2018年08月23日

「そうしたストーリーを再び、作りたい」

サポーターに向けて「スペシウム光線」のポーズをとるファブリシオ。決勝の舞台でもこうした光景が見られるだろうか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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「ここで満足するつもりはない」と功名心たっぷりのファブリシオ。重戦車のように突き進み、打てると思ったら、シュートを迷わず打つが、その心根は謙虚そのもの。
 
「僕にとって、大事なのは勝点3。自分のゴールも大事だが、勝利に貢献できるかどうかが大事。チームの勝利を常に考え、チーム一丸となってこれからもやりたい。そのほうが、たとえ自分がゴールできなくても、勝点を得ることができ、今日のように勝ち進めれば、自分は幸せ」とフォア・ザ・チームの塊のようなコメントだ。
 
 好調の理由についても「やるべきことを続けること」「後悔せず練習に取り組み、普段の生活を過ごすこと」とまさにプロの鑑。加入直後はコンディションが上がらず、苦労したが、これまでの献身的なプレーとマジメな性格の“ご褒美”がちゃんとゴールとなって返ってきている。
 
 ファブリシオは鹿島アントラーズ時代の16年、天皇杯決勝で決勝ゴールを挙げ、優勝に貢献した。
「そうしたストーリーを再び、作りたい。そのために全身全霊を持って挑みたい」
 快男児ファブリシオの勢いは、止まりそうにない。
 
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
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