「勝っていても、自分のプレーがダメなら意味がない」(室伏)
主将を務める室伏航(市立船橋高→順天堂大出身)は「レベルや注目度が高いリーグなら、試合の結果にすべてをかけて勝てば良い。でも、このリーグでは、勝っていても、自分のプレーがダメなら(キャリアをステップアップする点では)意味がない。個人的には、バランスが難しいし、日本ではなかった感覚。クラブ関係者が多く見に来るわけでもないし(自分のプレーを見せる)ビデオのためにプレーしているのか? と思うこともある」と全勝ペースで進むことができるリーグの中での葛藤を打ち明けた。
アルビレックス新潟シンガポールの主力は、日本の高校や大学で活躍していた選手たちだ。ただ、残念ながらJリーグで良い契約条件を勝ち取れなかった選手たちと言い換えても間違いではない。
リーグのレベルは国内より低くなるが、それでもプロ選手になり、這い上がろうとしている。シンガポール・プレミアリーグは、2018年シーズンからレギュレーションが変更され、日本人選手で構成されていたアルビレックス新潟シンガポールは、50%を23歳以下、50%を21歳以下の編成にしなければいけなくなった。
変更によって昨季の主力選手が契約を延長できなくなっただけでなく、大卒選手は活躍に関係なく1年しか在籍できない状況となった。つまり、プロ生活を続けるためには、今季のプレーが他チームに評価されなければならない。
アルビレックス新潟シンガポールの主力は、日本の高校や大学で活躍していた選手たちだ。ただ、残念ながらJリーグで良い契約条件を勝ち取れなかった選手たちと言い換えても間違いではない。
リーグのレベルは国内より低くなるが、それでもプロ選手になり、這い上がろうとしている。シンガポール・プレミアリーグは、2018年シーズンからレギュレーションが変更され、日本人選手で構成されていたアルビレックス新潟シンガポールは、50%を23歳以下、50%を21歳以下の編成にしなければいけなくなった。
変更によって昨季の主力選手が契約を延長できなくなっただけでなく、大卒選手は活躍に関係なく1年しか在籍できない状況となった。つまり、プロ生活を続けるためには、今季のプレーが他チームに評価されなければならない。
だから、後半にミドルシュートを連発した浅岡は、「決め切れなかったのが悔しい。1年しかいられないし、数字を残さないといけないリーグ。優勝は決まったけど、自分を高めることにフォーカスしないといけない。今を生きる、じゃないけど、一日一日が勝負」と悔しがった。
中盤で捌いたパスは悪くなかったが、それ以上に数字が必要なのだ。チームのパーツとして機能するだけでなく、個人のアピールもしなければいけない。
そんななかで変化した選手もいる。高橋建也(山梨学院高→山梨学院大出身)は、高校時代の恩師でもある吉永監督によって前線から左DFにコンバートされ、新境地を開拓。
新潟U-18出身の3年目で「新潟に戻ることが目標だし、そのために来た。でも、もっと周りを納得させないといけない」と話す鎌田も、中盤で起用されてハードワークという武器を身に付けた。
「自分の特長として考えていなかったけど、チームが苦しい時に走れると言ってもらえるようになった」と自信を深めている。
中盤で捌いたパスは悪くなかったが、それ以上に数字が必要なのだ。チームのパーツとして機能するだけでなく、個人のアピールもしなければいけない。
そんななかで変化した選手もいる。高橋建也(山梨学院高→山梨学院大出身)は、高校時代の恩師でもある吉永監督によって前線から左DFにコンバートされ、新境地を開拓。
新潟U-18出身の3年目で「新潟に戻ることが目標だし、そのために来た。でも、もっと周りを納得させないといけない」と話す鎌田も、中盤で起用されてハードワークという武器を身に付けた。
「自分の特長として考えていなかったけど、チームが苦しい時に走れると言ってもらえるようになった」と自信を深めている。