【移籍市場超速報|特別編】W杯出場国の注目のタレント10選

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年03月05日

タレントひしめくドイツの中盤に招集。

マンチェスター・Uがヴィディッチの後継者として獲得を狙うギンター。長身ながら足下の技術が高く、アンカーでのプレーも可能だ。 (C) Getty Images

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【ウィリアム・カルバリョ】ポルトガル代表/スポルティング

「僕の将来はレアル・マドリーかマンチェスター・ユナイテッドにある」と最近コメントしたばかり。アンゴラ出身のMFは今回が初招集というわけではなく、ワールドカップ本大会の23人枠入りはほぼ間違いのないところ。実際、最終ラインの前ですべてのボールを吸い寄せ奪い取る1メートル87センチの大型MFをメンバーから外すのは、パウロ・ベント監督にとっては不可能な選択だろう。スポルティングはすでに4500万ユーロ(約63億円)の値札をつけているが、マンチェスター・Uをはじめ複数のメガクラブが獲得に興味を示している。

【マティアス・ギンター】ドイツ代表/フライブルク

 マンチェスター・ユナイテッドのデイビッド・モイーズ監督が直々に試合を観に行ったことが噂になった、フライブルクの大型CB。ユナイテッドがネマニャ・ヴィディッチの後継者として目をつけたタレントだけあって、まだ20歳でありながら、ヨアヒム・レーブ監督からA代表に招集されたのも納得できる。1メートル88センチという長身ながら足下のテクニックが高く、アンカーとして中盤でもプレーできる汎用性が大きな魅力だ。

【アンドレ・ハーン】ドイツ代表/アウクスブルク

 中盤にトニ・クロース、トーマス・ミュラー、メスト・エジル、マリオ・ゲッツェ、マルコ・ロイスという大物が揃っているにもかかわらず、国際的には無名のこのMFが招集されたのはサプライズだ。しかし今シーズンのブンデスリーガ最大のサプライズであることは確か。ここまで10ゴール5アシストをマークし、事実上ひとりでアウクスブルクを引っ張っている。昨シーズンは16試合でノーゴールだった事実を考えれば、まさしく大ブレイクを遂げている。

【スコドラン・ムスタフィ】ドイツ代表/サンプドリア

 イタリアではやっと評価が高まってきたばかりでまだ知名度は低いが、今回のA代表招集で注目を浴びるのは間違いない。若手の起用に慎重なセリエAで、21歳でレギュラーを張っているというのは、それだけで大きな評価に値する。シニシャ・ミハイロビッチ監督はCBとして大きな期待をかけているが、右SBとしてもプレーできる。ヨアヒム・レーブ監督だけでなく、目敏いスカウトたちもすでにそのポテンシャルに目をつけており、ドルトムントはすでに獲得に動き出している。

【エデル・アルバレス・バランタ】コロンビア代表/リーベル・プレート

 すでに何度か招集を受けるも、まだホセ・ペケルマン監督を説得するには至っていない。本職のCBのほかにSBもこなす23歳のレフティーは、アルゼンチンの名門リーベルのユースで育った。6月は代表の一員としてブラジルに、そして来シーズンはヨーロッパのどこかを活躍の舞台とすることはほぼ間違いない。空中戦の強さ、飛び出しの鋭さは折り紙付きで、あとは戦術的な成長を待つのみ。すでにイタリア勢も含めた多くのクラブが獲得に動いている。

【翻訳:片野道郎】


【Photo】W杯出場国の注目のタレント10選
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