選手としても関口とともにプレーした経験を持つ渡邉晋監督は「もう10何年も一緒にやって見ているが、しっかり戦えるところ、走れるところ、ファイトできるのが一番の持ち味。それを表現してくれるからこそチームの士気が高まる」と闘志を前面に出して戦う関口を評価した。ワールドカップ中断明けのリーグ戦は苦戦が続いていた仙台だったが、その間、関口はわき腹を傷めて離脱していた。前節の先発復帰後2連勝したことを考えると、関口のチームを鼓舞する力は、今の仙台にとって非常に大きいものなのだと言える。
戦術的な理由もあり、75分で交代となったが、渡邉監督は「(加入当初は)フィジカル的な問題で交代をしていたが、恐らく90分やれる体力は、もうついてきている」とフィジカルコンディションも上がってきていると説明。関口自身も「仕掛けのところで身体が動いてきている。この連戦でしっかり動けたのは大きな自信になる」と夏場の連戦で長時間走り切れたことに手応えを感じていた。