神戸でJ1初ゴールを奪った興国OB、古橋亨梧の存在も意識
興国では全国大会の経験はない。ここ数年、毎年のように複数のJリーガーを輩出しているものの、興国はまだ一度も全国大会に出場した経験のない、『知る人ぞ知る』大阪の強豪校だ。
岐阜の隣県、三重ではインターハイが行なわれていた。試合の日は準々決勝の日だった。興国は大阪府予選で敗れている。村田にとっては悔しい思いもあるが、岐阜での日々がそれをポジティブに変えてくれた。
「もし僕らがインターハイに出ていたら、今日のこのプロデビューはなかった。そこは府予選を負けてから、ポジティブに考えて岐阜の練習参加をしていたので、逆にプロの練習に参加したことで、『プロの試合に出たい』という気持ちが強くなりました」
それでもインターハイの結果は気になるという。
「年代別代表に選ばれている選手がいる高校の結果は、アプリなどで見ています。年代別代表はかなり意識していて、東京五輪に出たい気持ちが強いんです」
U-18、19日本代表選手の動向を気に掛ける一方で、この日は偉大な先輩のニュースも入って来た。興国OBである古橋亨梧が今月に岐阜から神戸へ移籍。この日行なわれたJ1リーグ21節の磐田戦で移籍後初ゴールを挙げたのだ。
岐阜の隣県、三重ではインターハイが行なわれていた。試合の日は準々決勝の日だった。興国は大阪府予選で敗れている。村田にとっては悔しい思いもあるが、岐阜での日々がそれをポジティブに変えてくれた。
「もし僕らがインターハイに出ていたら、今日のこのプロデビューはなかった。そこは府予選を負けてから、ポジティブに考えて岐阜の練習参加をしていたので、逆にプロの練習に参加したことで、『プロの試合に出たい』という気持ちが強くなりました」
それでもインターハイの結果は気になるという。
「年代別代表に選ばれている選手がいる高校の結果は、アプリなどで見ています。年代別代表はかなり意識していて、東京五輪に出たい気持ちが強いんです」
U-18、19日本代表選手の動向を気に掛ける一方で、この日は偉大な先輩のニュースも入って来た。興国OBである古橋亨梧が今月に岐阜から神戸へ移籍。この日行なわれたJ1リーグ21節の磐田戦で移籍後初ゴールを挙げたのだ。
「岐阜の練習に参加できたのも、亨梧さんがいたおかげ。内野智章監督からも『亨梧もいるし、頑張って来い』と言われて参加したら、今こうして内定とデビューを掴むことができた。そこはすごく感謝していますし、亨梧さんを超える選手になりたいです」
岐阜で経験を積んだことで、彼の目標はより大きく、より明確になった。この目標を達成すべく、村田は常にポジティブな気持ちを持って、自分の将来を切り開く。プロデビューはその第一歩となった。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
岐阜で経験を積んだことで、彼の目標はより大きく、より明確になった。この目標を達成すべく、村田は常にポジティブな気持ちを持って、自分の将来を切り開く。プロデビューはその第一歩となった。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)