【総体】J注目の逸材が再び躍動!桐光学園の2年生10番は大会の主役になれるのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2018年08月13日

成長した姿を見せ続ける男は大会得点王になれるのか

U-16日本代表では森山監督から精神面で怒られることもあったが、今では安定感も増した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 かつては波があってムラっ気があると評されることもあった西川だが、年代別日本代表のスタッフからも「精神面で安定してきた」という評価を受けるように確実に変わってきた。

 もちろん、まだまだ課題もあるのだが、その問題を克服していこうとするメンタリティが目覚ましい。昨年はU-16日本代表招集時に森山佳郎監督からボロクソに怒られた時もあったが、その経験も財産に変えている。
 
 精神面だけでなく技術面の改善も目覚ましい。特長である左足のシュートに加え、改良に取り組んできた右足のシュートは格段に威力を増している。

 ハットトリックを達成した富山一戦も2得点が右足から。「やってきた成果を出せた」と胸を張ったとおり、まさしく努力の賜物だった。かつては「左足を切ればいい」選手だったかもしれないが、今は違う。だから怖い。
 
 この日のゴールで大会通算5得点。得点ランキング首位との差は2点となった。残す試合が決勝のみという現状で常識的には厳しいが、もしかするともしかするかもしれない。観る者にそうした期待感を与えずにいられない、そんな選手になりつつある。
 
取材・文●川端暁彦(フリーライター)
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