「その批判は自分のように悔しかった」
続くセネガル戦で乾貴士のゴールをアシストすると、ポーランド戦でも安定したパフォーマンスを披露。ただ、そのプレー以上に目を見張ったのが、仲間への叱咤激励だ。
ポーランド戦、批判にさらされる川島永嗣がビッグセーブをすれば駆け寄って声をかけ、宇佐美貴史が自陣エリア内でボールを外にクリアすれば彼の背中をポンポンと叩く。そうしたアクションからもチームを引っ張る姿勢が見て取れた。川島についてはこうもコメントしている。
「これだけ日本代表を支えてきていて、彼に救われた試合は本当に多い。ゴールキーパーは凄い難しいポジションで、すごいセーブをしていても、ひとつのミスで批判されたりする。僕もずっと一緒にプレーしてきましたが、助けてきてもらったので、その批判は自分のように悔しかった。ゴリラの兄貴なので、やっぱり思い入れがあるというか、一つひとつのプレーに飛んで行って称賛したいような気持で行動をしていました」
なぜここまで頑張れるのか。そこには「批判上等」という精神がある。「僕自身は批判に慣れているし、イタリアで戦ってきて、批判というものをエネルギーにできることを分かっている」から、決してめげることはなかった。
その言葉の一つひとつに魂がこもっていた。ポーランド戦のスタメン情報漏洩についてメディアに訴えかけてきた時も、熱い言葉で協力を求めている。今大会、そんな長友の言動、プレーには魂を揺さぶられるものがあった。この男が、この4年間にかけていた想いはとてつもなく大きいものだったと。
ポーランド戦、批判にさらされる川島永嗣がビッグセーブをすれば駆け寄って声をかけ、宇佐美貴史が自陣エリア内でボールを外にクリアすれば彼の背中をポンポンと叩く。そうしたアクションからもチームを引っ張る姿勢が見て取れた。川島についてはこうもコメントしている。
「これだけ日本代表を支えてきていて、彼に救われた試合は本当に多い。ゴールキーパーは凄い難しいポジションで、すごいセーブをしていても、ひとつのミスで批判されたりする。僕もずっと一緒にプレーしてきましたが、助けてきてもらったので、その批判は自分のように悔しかった。ゴリラの兄貴なので、やっぱり思い入れがあるというか、一つひとつのプレーに飛んで行って称賛したいような気持で行動をしていました」
なぜここまで頑張れるのか。そこには「批判上等」という精神がある。「僕自身は批判に慣れているし、イタリアで戦ってきて、批判というものをエネルギーにできることを分かっている」から、決してめげることはなかった。
その言葉の一つひとつに魂がこもっていた。ポーランド戦のスタメン情報漏洩についてメディアに訴えかけてきた時も、熱い言葉で協力を求めている。今大会、そんな長友の言動、プレーには魂を揺さぶられるものがあった。この男が、この4年間にかけていた想いはとてつもなく大きいものだったと。
だから、ポーランド戦の時間稼ぎが批判された際も、長友はサポーターにお願いした。
「(ポーランド戦の)最後の10分間でしたかね。嬉しい気持ちだけではない、なんか違う感情もやっぱりあったりして。なんかやっぱりプロのサッカー選手として観ているサポーターの皆さんや応援してくださる人にもどかしい想いをさせてしまったということに対して、申し訳ない気持ちはある。ただ、僕らがブラジル・ワールドカップで負けて、あれだけ悔しい思いをしてきて、この4年間どれだけこのロシア・ワールドカップに懸けてきたか。少しでも良い結果を出すためにどれだけのエネルギーを懸けて、どれだけの覚悟でここまで来たかというのを少しだけでも理解していただいたら嬉しいなと」
ベルギーには惜しくも2-3で敗れた。しかし4年前のように、ピッチにがっくりと座り込むようなことはしなかった。むしろ仲間に声をかけ、そして試合後に長友は胸を張って「後悔はない」と言った。
「(今大会は)とにかく心のうちから出てくるものを全部言葉にしてきたかなと思う。行動にも出ていたかなと。それに何も嘘はなかったし、自分の素直な気持ちを出し切りました」
今大会の日本代表を引っ張ってきた選手のひとりは、間違いなく長友佑都だ。このベテランの言動、プレーが西野ジャパンを突き動かすエネルギーになっていた。少なくとも、記者は彼の魂溢れる言動の一つひとつに心を鷲掴みされた。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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「(ポーランド戦の)最後の10分間でしたかね。嬉しい気持ちだけではない、なんか違う感情もやっぱりあったりして。なんかやっぱりプロのサッカー選手として観ているサポーターの皆さんや応援してくださる人にもどかしい想いをさせてしまったということに対して、申し訳ない気持ちはある。ただ、僕らがブラジル・ワールドカップで負けて、あれだけ悔しい思いをしてきて、この4年間どれだけこのロシア・ワールドカップに懸けてきたか。少しでも良い結果を出すためにどれだけのエネルギーを懸けて、どれだけの覚悟でここまで来たかというのを少しだけでも理解していただいたら嬉しいなと」
ベルギーには惜しくも2-3で敗れた。しかし4年前のように、ピッチにがっくりと座り込むようなことはしなかった。むしろ仲間に声をかけ、そして試合後に長友は胸を張って「後悔はない」と言った。
「(今大会は)とにかく心のうちから出てくるものを全部言葉にしてきたかなと思う。行動にも出ていたかなと。それに何も嘘はなかったし、自分の素直な気持ちを出し切りました」
今大会の日本代表を引っ張ってきた選手のひとりは、間違いなく長友佑都だ。このベテランの言動、プレーが西野ジャパンを突き動かすエネルギーになっていた。少なくとも、記者は彼の魂溢れる言動の一つひとつに心を鷲掴みされた。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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