• トップ
  • ニュース一覧
  • 「あの10分間で日本のイメージは失墜した!」仏メディアは不誠実な西野ジャパンに総スカン!

「あの10分間で日本のイメージは失墜した!」仏メディアは不誠実な西野ジャパンに総スカン!

カテゴリ:日本代表

結城麻里

2018年06月29日

全国スポーツ紙は日本協会・田嶋会長への言及も

仏メディアではいまだ、ハリル解任を快く捉えていない向きが強い。そのぶん、西野監督(写真)や田嶋会長への風当たりも強いか。(C)Getty Images

画像を見る

 一夜明けた6月29日付けの全国スポーツ紙『L’Equipe』は、「それほどフェアプレーじゃないジャポン(日本)」と銘打ち、小記事を掲載。「ワールドカップ史上初めて、カード数が少なかったという理由でグループリーグを突破した。それに値しないゲーム終盤の振る舞いだったにもかかわらずだ」とのサブタイトルを付け、記事中では「10分間に渡って悲壮なスペクタクルを提供した」と表現した。
 
 その記事では、試合後の記者会見における西野朗監督の様子も報じている。「ひきつった顔つき、困惑気味の表情、無理に作った微笑、ギクシャクした悲しげな声のトーン」と描写しつつ、「グループリーグを突破してもいないのに(スタメンを)6人も変えたチームを送り出す、凄まじいリスクを冒したのだ」と評した。
 
 唯一ポジティブだったのは、「カワシマの格別なセーブに救われた」と記した一行のみだ。

 
 記事の最後には、「(かろうじてベスト16に進出したが)もしそうなっていなかったら、この前技術委員長はメディアの大バッシングに晒されていただろう。4月8日にハリルホジッチを監督の座から追い落としたコウゾウ・タジマ(田嶋幸三)会長についても同様である」と、強烈なパンチをお見舞いしている。
 
 さて、恒例の朝のカフェ。ここでもやはり、日本のイメージは急速に落ち込んでいた。
 
「日本がこういうメンタリティーだとは知らなかった。日本とセネガルのサポーターが揃ってお掃除して、リスペクトに溢れる国だと思っていたのに……。いざとなると卑怯なんだな」
 
 ふー、と溜め息をつきながら、私も同意するしかなかった。フランス人の大半はセネガル好きである。つまりフランス中が、セネガル人の悲しみに心を重ねているのだ。
 
文●結城麻里
【関連記事】
「世界的な批判を振り払うために…」英誌・熟練記者も日本の“時間稼ぎ”を憂う
「アキラ・ニシノは勝者として胸を張っていい!」 スペイン紙が日本のGL突破を評価【ロシアW杯】
【グループリーグ総括】西野監督は一世一代のギャンブルに勝った。ただ、失ったものも…
「セネガルにはあまり同情を感じない」英国人の元レフェリーが日本の作戦を擁護
韓国代表に生卵が投げつけられる!「ソン・フンミンはずっとシミを眺めていた」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ