「美しきイーグル!」「祖国の救世主」ゴラッソ2発の“モッてる男”に世界が驚愕!

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月23日

「生きるか死ぬかの大勝負。きっとモノにする」

ナイジェリアにとっては天敵のアルゼンチンだが、ムサにとってはお得意様か。4年前のブラジルW杯で敗れはしたものの、自身は衝撃の2ゴールをマークした。(C)Getty Images

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 2017-18シーズンのムサは波瀾万丈だった。
 
 岡崎慎司も所属するレスター・シティで2年目を迎えて飛躍を期したが、怪我もあって出遅れると、完全に構想外となってしまう。なんとシーズン前半でピッチに立ったのはリーグカップ2回戦の1試合のみ(1ゴールを記録)。冬の移籍市場で、前所属のCSKAモスクワに貸し出された。
 
 かつて本田圭佑とも共闘した慣れ親しんだ古巣で、見事に蘇生を果たす。リーグ戦10試合に出場して6得点・3アシストと気を吐き、瞬く間にトップフォームを取り戻したのだ。勢いに乗って臨んだ今大会、他のチームメイトと異なりシーズンを実質“半分”しか戦っていないムサは、動きが軽快で、良好なコンディションを窺わせる。

 
 4年前のブラジル大会でも、アルゼンチンとナイジェリアはグループリーグ最終戦で戦い、イーグルスは2-3で競り負けた。だがムサはその試合で2得点を挙げており、ポジティブなイメージを抱いている。アイスランド戦後のTVインタビューではこう意気込んだ。
 
「アルゼンチン相手に点を決めるのは、僕にとってはそんなに難しいことではないよ。とても重要な試合になるね。生きるか死ぬかの大勝負だ。きっとモノにしてみせる」
 
 ちなみにナイジェリアから見た対アルゼンチン戦の戦績は、2勝1分け5敗。ワールドカップではなんと4度対戦して全敗を喫している。紛れもない天敵だ。しかし、昨年11月の直近ゲームでは4-2の快勝を収めている。
 
 はたして5度目の対戦は、いかなる結末を迎えるのか──。
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