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「グッドサプライズ!」「誇るべき番狂わせだ」英国人記者がコロンビア戦の西野ジャパンに感嘆!

カテゴリ:ワールド

スティーブ・マッケンジー

2018年06月21日

香川は日本の太陽だった!

アグレッシブにトライし続けた乾を、マッケンジー記者は高く評価する。(C) Getty Images

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 私が選ぶこの試合のマン・オブ・ザ・マッチは2人。1人目は香川真司である。

 70分にベンチへ退いたが、ピッチに立っていた時間帯は、太陽のような存在感でチームを照らし続けた。そしてなによりも開始3分、自らのシュートからゲットしたPKのビッグチャンスを決めた冷静さは、特筆に値する。

 コロンビアの守護神ダビド・オスピナをはじめ、他のDF陣が気を散らそうと、あらゆる駆け引きをするなかで、日本の10番はボールのみを見つめ、ネットを揺らして最高の結果をチームにもたらした。このゴールを決めるまでの数分間で、彼は自身の経験値の高さを見せつけたのである。

 そして、もう1人が乾貴士だ。

 左サイドでプレーした彼は、いかなるプレッシャーに晒されようとも恐れることなく、何度もボールを要求しては、持ち前のテクニックで相手DFに果敢にトライし続けた。そのチャレンジが相手の守備陣を疲弊させ、後半におけるチームの躍動に繋がったのは言うまでもない。

 日本は、アジア勢として初めてワールドカップで南米勢に勝利して歴史に名を刻んだことを誇っていい。コロンビアは、残り2戦を2連勝してもなんら不思議ではない強豪であり、この結果は間違いなく歴史的なアップセット(番狂わせ)だ。

 次のセネガルも、一筋縄ではいかない相手だ。リバプールの快足FWサディオ・マネを擁する彼らも、初戦でポーランドを破って勢いに乗っている。万が一にも開始早々にレッドカードが出て、数的優位に立つなど考えないほうがいい。

 コロンビアを倒した日本へ、私は少なからず希望を抱いている。彼らはおごり高ぶることなく、堅実にプレーし続ければ、初のベスト8進出も狙えるはずだ。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

【著者プロフィール】
STEVE MACKENZIE/1968年6月7日にロンドンに生まれる。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝を飾った。
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